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Apple、Intelのスマホ向けモデム事業を10億ドルで買収

 Appleは26日(米国時間)、Intelのスマートフォン向けモデム事業を買収することを発表した。買収費用は10億ドルとなっており、2019年第4四半期の決算に計上する予定。

 買収により、およそ2,200人の従業員がIntelからAppleに移籍する。また、Appleはプロトコル、セルラー標準、モデムアーキテクチャおよびモデム操作に関する17,000件の無線技術に関する特許を保有することとなる。

 一方Intelは、PCやIoTデバイス、自動車といった非スマートフォン分野でのモデム製品の開発を継続し、今後需要が拡大する5Gに注力していく。

 Appleは一時特許の問題でQualcommと対立し、Qualcomm製モデムの代わりにIntel製モデムを採用していた。しかし2019年4月にAppleとQualcommが和解したのを受け、Intelはスマホ向け5Gモデムの開発からの撤退を発表した。