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クリエイティブ、30周年を迎えるSound Blasterの新生ラインナップ
2019年7月10日 12:43
クリエイティブメディア株式会社は、Sound Blaster誕生から30周年を迎える今年を節目に、新生ラインナップを展開し、第1弾として「Sound Blaster AE-9」、「同AE-7」を7月中旬より順次発売する。
Sound Blaster AE-9
Sound Blaster AE-9は直販限定の最上位モデル。7月下旬発売で、税別価格は34,800円。
「Sound Blaster ZxR」の後継にあたるモデルで、好みのオペアンプに交換できる機構や、ニチコン製のオーディオ向けコンデンサ「FineGold」シリーズの採用が特徴。各オーディオチャンネルを個別に増幅し、損失なく左右のドライバに届けるフルディスクリートの「Xampヘッドホン バイアンプ」を搭載し、1Ωから600Ωまでのヘッドフォンに対応できる。
また、ESS SABREクラス9038リファレンスDACを採用し、ダイレクト出力モードでは129dBの高DNR、32bit/384kHzまたはDSDの再生、-120dB(0.0001%)の低THD+Nを実現。さらに、PCI Express 6ピンから電源供給を受け、電源リップルノイズの影響を低減する「CleanLine」技術を搭載し、マイク信号が増幅されるさいの可聴ノイズとディストーションを防ぐ。
Xampを内蔵した外付けのオーディオ コントロール モジュールも同梱。ヘッドフォン出力に加え、ファンタム電源に対応したコンデンサマイクの接続が可能。コントロールノブによってスピーカーとヘッドフォンの切り替えやボリューム調整が行なえ、LEDディスプレイで音量レベルを確認できる。
サンプリングレートは出力が標準で32bit/96kHz、ダイレクト出力モード時で32bit/384kHz(2chのみ)、入力が最大32bit/96kHz(マイク/再生リダイレクト)または24bit/192kHz(AUX/光デジタル)。PCとの接続インターフェイスはPCI Express x1。
カードの入出力端子は、RCA出力×2(フロント)、3.5mmミニジャック×2(リア/センター・サブウーファ)、光デジタル出力(角型)、光デジタル入力(角型)。
Sound Blaster AE-7
Sound Blaster AE-7は量販店限定のモデル。7月中旬発売で、価格はオープンプライス、直販税別価格は21,800円。
こちらはAE-9のような音質関連の回路や部品を採用していないが、DACにESS SABREクラス9018 DACを採用し、ダイレクト出力モードでは127dBの高DNR、32bit/384kHzまたはDSDの再生、-120dB(0.0001%)の低THD+Nを実現している。
各チャンネルごとに増幅を行なう「Xamp」は搭載し、1Ωから600Ωまでのヘッドフォンに対応できる。ヘッドフォン出力とマイク入力を備えたオーディオ コントロール モジュールが付属し、音声入出力と音量調節が手元で行なえる。
サンプリングレートやPCとの接続インターフェイスはAE-9と共通。
カードの入出力端子は、3.5mmミニジャック×5(フロント/リア/センター・サブウーファ/ヘッドフォン出力、マイク・ライン入力)、光デジタル出力(角型)。