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Cooler Master、PCケース「CM690」の後継モデルを国内投入

MasterBox CM694シリーズ

 Cooler Masterは、ベストセラーとなったゲーミングPCケース「CM690」シリーズの後継モデル「MasterBox CM694」、「MasterBox CM694 TG」を21日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は前者が16,480円、後者が17,480円。

 オリジナルのCM 690は2007年発売。当時はちょうどパーツの発熱量が増えた時期であり、冷却性に優れた本製品はベストセラーとなった。その冷却性能は、最新モデルと比較しても引けを取らない(参考記事:使えるのに買い換えるのはもったいない? それとも戦略的投資?)。そのため、自作PCのみならず、BTO PCに多数採用された。

 このCM690をベースに冷却性をさらに向上させた「CM 690 II Plus」は2010年4月、搭載できるファンを200mm角にした「CM 690 III」は2014年4月に発売されたが、MasterBox CM694はそれからじつに5年ぶりのリニューアルとなる。

 CM694の特徴についてはCOMPUTEX TAIPEI 2019のブース展示レポートでお伝えしているが、ビデオカードを支えるスタビライザーが装着されたほか、USB Type-Cポートが1基用意され、ゴム製の防塵キャップが添付するようになった。また、前面/上部ともに360mmのラジエータを装着可能となった。

 なおCM694とCM694 TGの違いはサイドパネルで、前者はスチール製、後者は強化ガラス製となる。そのほかの仕様はほぼ共通で、対応フォームファクタはExtended ATX/ATX/microATX/Mini-ITX、拡張スロットは7基、5インチベイは2基、3.5/2.5インチシャドウベイが6基、2.5インチベイが2基となっている。

 前面インターフェイスはUSB 3.0 Type-A×2、USB 3.1 Type-C、音声入出力。標準で付属するファンは前面が120mm角×2、背面が120mm角×1。対応カード長は410mm(スタビライザー装着時は350mm、ドライブケージ装着時は280mm)、対応CPUクーラー高は171mm、対応電源奥行きは276mm。

 本体サイズは220~224×493×506mm(幅×奥行き×高さ)。