ニュース

GPDが考える真のUltrabook「P2 Max」正式発表

GPD P2 Max

 クラウドファンディングサイトIndiegogoにおいて、深センGPD Technologyが手がけたUltrabook「GPD P2 Max」のプレビューページが公開された。

 現時点では2つの構成が用意される見込みで、製品を入手するための最小出資額はCeleron 3965Y/メモリ8GB/256GB SSDモデルが529ドル、Core m3-8100Y/メモリ16GB/512GB SSDモデルが705ドル。一般価格はそれぞれ635ドルと842ドルとなる。また、SSDを1TBに強化したモデルも用意されるが、6月4日時点では価格は未定だ。

 P2 Maxは「iPad mini 4」とほぼ同じフットプリントを実現したモバイルノート。GPDの説明によれば、P2 Maxは「GPDが考えるUltrabookの定義を実現した」だとしており、その定義とは「8.9型以上で10型未満、重量は700gが上限」。定義の根拠は、「欧米で一般的な身長180cmの成人男性が両手で難なく打てるキーボード」、「13歳の女の子が容易にミニバッグに入れて持ち運べるサイズ」としている。市場にあるほぼすべてのUltrabookがこの基準をクリアできないため、GPDはP2 Maxこそが真のUltrabookであるとしている。

 なお、これまで開発段階では「GPD Pocket 2 Max」と呼ばれていたが、ポケットに入るサイズではなくなったため、製品名はP2 Maxとなったようだ。

 実機に関しては5月に開催されたJapan IT Weekで展示されていたが、今回新たに日本語キーボードのステッカーが用意されることが明らかとなった。日本ユーザーのアドバイスを受けて制作した。

 このほか、GPD Pocket 2にはなかった要素として、タッチパッド、Windows Hello対応指紋センサー、リード2,665.35MB/sに達するというM.2 NVMe SSD、200万画素のWebカメラ、改善したCPUファン、2x2のIEEE 802.11ac対応無線LAN、USB PD 2.0に対応した24W充電などが特徴。

 液晶は2,560×1,600ドット表示対応の8.9型。そのほかのインターフェイスはUSB×3(うち1基はType-C)、Micro HDMI出力、音声入出力など。

 バッテリは9,200mAhで、駆動時間は8~12時間。本体サイズは213×149.5×5.5~14.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は650g。

【お詫びと訂正】初出時に、間違った解像度とサイズを掲載しておりました。お詫びして訂正させていただきます。