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Microsoftとソニー、クラウドゲーム/エンタメ領域でタッグ

左からソニー株式会社 社長兼CEO 吉田憲一郎氏、Microsoft CEO サティア・ナデラ氏

 米Microsoftソニー株式会社は、Direct to Consumer(DTC)のエンターテイメントプラットフォーム、およびAIソリューション領域において、新たな顧客体験を開発するための提携に関する意向確認書を締結したと発表した。

 意向確認書に基づき、それぞれのゲームやコンテンツのストリーミングサービスでの用途を目的としたクラウドソリューションを、Microsoft Azureを活用して共同開発することを検討するほか、ソニーのゲームやコンテンツのストリーミングサービスに、Azureのデータセンターベースのソリューションの利用していくことも検討するとしている。

 両社では、今回の協業により、世界中のユーザーにこれまで以上に充実したエンターテイメント体験を提供するとともに、コンテンツ制作者コミュニティに向けてより良い開発プラットフォームを提供していくことを目指すとする。

 クラウドゲーミング分野では、すでにソニーが「PlayStation Now」としてサービスを提供しているが、2019年3月にGoogleが独自プラットフォーム「STADIA」を発表しており、これに対抗するサービスが両社の協業で登場することが期待される。

 半導体/AIの分野での協業も検討されており、半導体においては、新しいインテリジェントイメージセンサーの共同開発を目指し、ソニーのイメージセンサーとMicrosoftのAzure AIをハイブリッドに統合し、サービスを法人顧客向けに提供することを目指す。

 AIに関しては、直感的でユーザーフレンドリーなAI体験を提供するため、MicrosoftのAIプラットフォームとツールをソニーのコンシューマ製品で採用することを検討するとしており、将来的に、ソニーのTVなどのAV機器、エンタテインメントロボット「aibo」などにAzure AIが活用されることが期待される。

 ソニー 社長兼CEOの吉田憲一郎氏は、長年にわたりMicrosoftは競合する領域もあるが、重要なビジネスパートナーであるとし、両社による将来のクラウドソリューションの共同開発が、インタラクティブコンテンツの進歩に大きく貢献すると信じているとコメント。

 Microsoft CEOのサティア・ナデラ氏は、今回の協業はイノベーションの歴史を創るものとなるし、AzureおよびAzure AIをソニーが活用することで、新しいゲーミングやエンターテイメント体験をエンドユーザーに提供できることを期待しているとしている。

 今後の動向については、進捗に合わせて適宜両社から発表される予定。