人気ゲーミングマウス「G502」が無線モデルで登場

ロジクール G502 LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミングマウス(G502WL)

　ロジクール株式会社は5月16日、ゲーミングブランドのロジクールGより、無線接続方式のマウス「ロジクール G502 LIGHTSPEED ワイヤレス ゲーミングマウス(G502WL)」を5月30日に発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は18,380円前後の見込み。

　G502WLは、2014年に発売されたベストセラーの有線ゲーミングマウス「G502」の無線モデル。G502はこれまでRGB LEDによるイルミネーションに対応したG502 RGB、そしてHERO 16Kセンサーを搭載したG502 HEROが発売されたが、今回同社のハイエンド無線マウスに搭載されている低遅延無線技術「LIGHTSPEED ワイヤレステクノロジー」が実装された。なお、有線のG502 HEROは併売される。

初代G502は2014年に発売された

世界中のユーザーが待ち望んでいたG502の無線化

　発表日当日には都内にてロジクールによるG502WLの発表会が開催され、製品説明のほか、G502を長年愛用しているというLogicool G オフィシャルストリーマーであるケイン・コスギ氏によるトークセッションが行なわれた。

　ロジクールによれば、G502はユニットベースにおいて世界で一番売れたゲーミングマウスとのことで、その機能性やカスタマイズ性など、国内外で高い評価を得ており、多くのユーザーから無線モデルを投入してほしいとの要望が届いていたという。

G502は世界でもっとも売れたゲーミングマウス

　ロジクールはハイエンド向けの無線ゲーミングマウスとして、G903とPROの2モデルを用意しているが、今回これにG502WLが加わることになる。

無線ゲーミングマウスのハイエンドモデル3製品

　G903は左右対称型で両側面ボタンをカスタマイズが可能な11ボタンの多機能モデルとして、PROは80gの軽さとHERO 16Kセンサーを搭載する軽量高精度モデルとして展開されており、G502は11ボタンの多機能さとHERO 16Kセンサーを搭載したモデルといった差別化が図られている。

　G502WLの進化点についてまとめれば、ロジクールで現在最高の無線接続技術である「LIGHTSPEED」、高精度であるとともに電力効率も優れる「HERO 16Kセンサー」、専用マウスパッドを使ったワイヤレス充電機能「POWERPLAY」、そして新ユーティリティのG HUBをサポートしており、最新機能をもれなく採用した完成度の高い製品と言えるだろう。

G502WLではG502以後に生まれた数々の機能を搭載

　なお、外観については裏面を除けば有線モデルのG502とまったく同じ構造を採用しているが、じつは設計をゼロから見直して製作されている。その事実として、有線のG502と無線のG502WLでは、G502WLにLIGHTSPEEDのトランスミッタとPOWERPLAYのモジュール、さらにバッテリが追加されているにもかかわらず、重量は114gと7g軽量化されていることが挙げられる。

G502の底面

　そのため、同じような外観でも使用されているパーツのほぼすべてが異なっており、唯一同じものは底面部分のほんの一部のパーツだけだという。同社は無線化のための各部品を搭載しつつ、有線のG502と重量を近づけるべく、THIN WALL DESIGNという外側の部品を薄くして軽量化を図る技術を使用したとしており、この技術は先に挙げたG903とPROの設計でも採用されている。

LIGHTSPEEDの遅延のなさを測定したG903の結果。左上の枠がG903で、一番左は有線時、真ん中は無線時、右は各種電波が飛びかう混線環境での無線時。ほぼ遅延がないことがアピールされており、無線マウスを敬遠するユーザーに問題がないことを訴求している

G502WLの改良点のまとめ

　以下、発表会場で展示されていたG502WLの実機写真を掲載している。

ゲストとして呼ばれたLogicool G オフィシャルストリーマーを務めているケイン・コスギ氏。昔からコンソール機でのゲームに親しんでいたとのことだが、3年前からPCゲームをはじめ、そのときからG502を使い、今も使い続けている。最近はおもにリーグ・オブ・レジェンド(LOL)やFPS系をプレイ。G502WLを使ってみて、まったく遅延を感じなかったことや、むしろケーブルがなくなってより使いやすくなったという