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中国Unisoc、世界初のArm DynamIQ採用クアッドコアSoC
2019年4月9日 18:52
中国・紫光展鋭(Unisoc)は9日(現地時間)、世界初となるArm DynamIQアーキテクチャに準拠したLTE対応のモバイルSoC「虎賁T310」を発表した。
ミドルレンジ以上をターゲットとしたDynamIQアーキテクチャをエントリーの価格帯で実現した製品で、1基のCortex-A75(2GHz)と3基のCortex-A55(1.8GHz)を組み合わせた。現在主流のクアッドコア製品と比較して、シングルコア性能を120%、マルチコア性能を20%引き上げたとしている。
一方で消費電力を抑えており、バッテリ駆動時間を主流の8コア製品から20%、クアッドコア製品から15%延長できるとしている。
カメラはデュアルまたはトリプル構成に対応し、独自開発のボケ/デジタルズーム/歪曲収差補正機能などを搭載。前面カメラを利用した顔認証もサポートする。
SoCはTSMCの12nmプロセスで製造され、GSM、CDMA、WCDMA、TD-SCDMA、FDD-LTE、TDD-LTEに対応する。