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Samsung、スマホ向けリード2,100MB/s、容量512GBのeUFS 3.0を量産開始

~1TB版も下半期に

 Samsung Electronicsは27日(韓国時間)、モバイル向けの容量512GBとなるeUFS 3.0(embedded Universal Flash Storage)の量産を開始したと発表した。

 同社は2015年の業界初となるeUFS 2.0(リード350MB/s、ライト150MB/s)を量産開始しており、当時すでに一般的なストレージ(eMMC 5.1)と比較して1.4倍高速だった。

 今回のeUFS 3.0は、1月に発表したeUFS 2.1製品(リード1,000MB/s、ライト260MB/s)から速度が一気に2倍となり、昨今の高性能ウルトラスリムノートPCのSSDに匹敵する2,100MB/sというリード速度を実現。これは一般的なSATA SSDよりも4倍、microSDよりも20倍高速としている。

 ランダムリード/ライト性能もeUFS 2.1より36%高速としており、IOPSはそれぞれ63,000/68,000に達するという。これにより複雑なアプリケーションをシームレスに実行でき、端末のレスポンスを高めることができるとしている。

 大容量化には同社のV-NAND技術を用いている。1TBのモデルも、2019年下半期に量産を開始する予定としている。

メモリ種類シーケンシャルリード速度シーケンシャルライト速度ランダムリード速度ランダムライト速度
512GB eUFS 3.0(2019年2月)2,100MB/s410MB/s63,000IOPS68,000 OPS
1TB eUFS 2.1(2019年1月)1,000MB/s260MB/s58,000IOPS50,000IOPS
512GB eUFS 2.1(2017年11月)860MB/s255MB/s42,000IOPS40,000IOPS
eUFS 2.1 for automotive(2017年9月)850MB/s150MB/s45,000IOPS32,000IOPS
256GB UFS Card(2016年7月)530MB/s170MB/s40,000IOPS35,000IOPS
256GB eUFS 2.0(2016年2月)850MB/s260MB/s45,000IOPS40,000IOPS
128GB eUFS 2.0(2015年1月)350MB/s150MB/s19,000IOPS14,000IOPS
eMMC 5.1250MB/s125MB/s11,000IOPS13,000IOPS
eMMC 5.0250MB/s90MB/s7,000IOPS13,000IOPS
eMMC 4.5140MB/s50MB/s7,000IOPS2,000IOPS