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3つのカードサイズを用意するPCIe接続のメモリカード規格「CFexpress 2.0」

CP+ 2019のLexarブースで展示されていたSDXCカードとCFexpress Type-Aのサイズ比較

 CompactFlash Association(CFA)は27日(米国時間)、リムーバブルフラッシュメモリカードの新規格「CFexpress 2.0」を発表した。

 2018年4月に発表されたCFexpress 1.0と同様、PCI ExpressとNVMeプロトコルを採用したカード規格。電力バランスと放熱性を考慮した設計で、連続して高い性能を発揮できるとしている。

 CFexrepss 1.0では、XQDカードと同じフォームファクタだったが、2.0では新たに2つのフォームファクタを用意。より小型のType-A、XQDと同サイズのType-B、大型のType-Cの3つとなった。

 各カードの仕様は、Type-Aはサイズが20×28×2.8mm(幅×奥行き×高さ)、PCIe 1レーン接続で最大転送速度は1,000MB/s。Type-Bはサイズが38.5×29.8×3.8mm(同)、2レーン接続で同2,000MB/s、Type-Cはサイズが54×74×4.8mm(同)、4レーン接続で同4,000MB/sとなっている。

 CFAでは、デジタルカメラやビデオカメラなどのほか、コンピューティング分野での低遅延なリムーバブルディスクとしての利用、ルータやサーバーなどでイメージファイルなどを保存するといったエンタープライズでの利用を想定した規格であるとする。

 今後、CFAではビデオ撮影向けにより高い連続書き込み性能を実現する、「VPGプロファイル4」を間もなく発表する予定しているほか、より高速なカードを実現するため、PCIe 4.0を利用した仕様の策定も進める予定としている。