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コマンド1つでIoTも可能な1,500円のこどもパソコン「IchigoJam BASIC ver1.3」

 株式会社B Incは、セットアップ不要/シンプル/安価をコンセプトとしてこどもプログラミング教育パソコン「IchigoJam ver 1.3」を発売した。税別価格は1,500円。

 CPUに48MHz駆動のNXP LPC1114、メモリ4KBを搭載。Micro USBを電源として接続し、PS/2キーボードやコンポジットビデオ対応ディスプレイを接続するだけでBASICが起動し、プログラミングをすぐにはじめられる教育向け製品。

 従来の製品でも、さくらインターネット株式会社のIoTプラットフォーム「sakura.io」を用いて、IoT的な使い方が可能であったが、通信処理にはsakura.ioモジュールの仕様を把握してプログラミングする必要があった。新製品ではこの通信処理をコマンド1つで行なえるようになった。

 また、sakura.ioモジュールとIchigoJam BASICを接続しやすくするためのIchigoJam互換機「IchigoSoda」を使用すれば、さらに簡単にIoTプログラミングを体験/利用できるとしている。

 グラフィックスは32×24テキスト(PCG対応)/NTSCビデオ出力、または16×6テキスト(PCG対応)/AQM1248A液晶ディスプレイ。インターフェイスはボタン、汎用入力×4(アナログ×2)、LED×1、汎用出力×6、シリアル入出力(TXD/RXD、最大115,200bps)などで、切り替えにより最大入力×10、出力×10、アナログ×6、PWM×4(2ch)に設定可能。

 既存製品のユーザーも公式サイトからダウンロードして自身で更新可能。ver1.2.3と比較して、さまざまな機能追加やキー入力仕様の変更、高度なプログラミングへの対応といった変更がなされている。

 OSであるIchigoJam BASICと回路図は、ユーザーが自身で利用するさいは無償で提供しており、プログラミング教材などとして第三者に営利目的で販売/提供する個人や企業向けには、1販売数につき税別150円のライセンスで提供する。