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Windows 10プレビュー版で「メモ帳」が進化。UTF-8のBOMなし保存に対応など

メモ帳(Notepad)

 米Microsoftは12月10日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview「Build 18298(19H1)」をFast ringで配信開始した。

 Windows 10標準のテキストエディタ「メモ帳(Notepad)」に改良が加えられており、大きなものとしては、UTF-8で保存するさいに、バイトオーダーマーク(BOM)なしで保存できるように変更。新規作成時は標準でBOMなしUTF-8が指定されるようになった。これによって、Unicodeの誤認識などを防止できる。加えて、ステータスバーにテキストエンコーディングが表示されるようになっている。

 また、編集中のテキストファイルについて、タイトルバーに表示されるファイル名の先頭に「*(アスタリスク)」がつくようになり、未保存状態であることが即座にわかるようになった。ヘルプメニューにはフィードバックを送るための「フィードバックの送信」という項目が追加され、選択時に「フィードバックHub」が起動され、即座に改善の要望などを送れるようになっている。

 新しいショートカット機能も追加され、以下のものが利用できるようになった。

  • [Ctrl]+[Shift]+[N]で、新規ウィンドウを開く
  • [Ctrl]+[Shift]+[S]で、名前をつけて保存
  • [Ctrl]+[W]で、メモ帳のウィンドウを閉じる

 このほか、バグなども修正されており、ファイルパスが260文字を超えていてもファイルを開いたり、保存可能に。テキストの行が長すぎる場合に、正しく行数を数えられなかったといった問題や、ファイルを開くダイアログからOneDriveを指定したさいに、ファイルがダウンロードされていない状態であれば、ダウンロードを行なってテキストのエンコーディングを判別するように変更。存在しないファイルパスでメモ帳が起動された場合に、新しいファイルを作れないといった問題が直っている。