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NVIDIA、2019年第3四半期は増収増益

~仮想通貨特需は終息へ

3年前との比較

 米NVIDIAは15日(米国時間)、2019年度第3四半期(2018年8月~10月)の決算概要を発表した。

 米国会計基準(GAAP)に基づく四半期の第3四半期売上高は、前年同期比21%増の31億8,100万ドル、営業利益は同18%増の11億5,700万ドル、純利益は同47%増の12億3,000万ドル、希薄化後の1株あたりの利益は同48%増の1.97ドルと、増収増益を記録した。

 部門別の売上高は、ゲーミングが17億6,400万ドル、プロフェッショナルビジュアライゼーションが3億500万ドル、データセンターが7億9,200万ドル、自動車関連が1億7,200万ドル、OEMおよびIPが1億4,800万ドルで、前年同期から全部門で増収を記録している。

 同社CEO ジェンスン・フアン氏は、リリースにて「世界中で起きている急激なAIの進歩が、データセンタープラットフォームの売上向上を後押ししている」と述べたほか、直近の結果に、暗号通貨ブームの終息にともない、チャネルが超過在庫を抱えていることが反映されていると言及。近いうちに解消されるとの見方を示している。