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ダブル液冷+メモリ10GBのゲーミングスマホ「Black Shark Helo」
2018年10月24日 13:23
中国Xiaomiが出資している南昌黒鯊科技有限公司(Black Shark)は23日(現地時間)、ゲーミング向けの新スマートフォン「Black Shark Helo」を発表した。ラインナップおよび価格は、メモリ6GB+ストレージ128GBモデルが3,199人民元、メモリ8GB+ストレージ128GBモデルが3,499人民元。
メモリ10GB+ストレージ256GBモデルも用意されているが、現時点では価格は未定。
同社は4月に初代のBlack Sharkを投入したばかりだが、2世代目では背面デザインをよりシンプルなものに一新し、3Dガラスを採用。新たに側面に1,680万色に発光するRGB LEDイルミネーションを搭載した。
SoCは従来と同じSnapdragon 845(最大2.8GHz駆動)だが、メモリは最大10GBまで拡張された。また、2つのゾーンを分離して冷却させるダブル液冷ヒートパイプを採用し冷却性を向上。ヒートパイプがない場合と比較してCPU温度を10℃低下させ、CPUが最大クロックで動作する時間を6倍に引き上げたという。
ディスプレイは従来の5.99型液晶から6.01型AMOLEDに変更。NTSC比は100%以上で、DCI-P3およびsRGB、HDRへの対応を果たした。独自チップによるAIモーション補償技術も搭載する。解像度は2,160×1,080ドット。
Wi-Fiアンテナは従来のX字型に加え、側面にも追加し信号を増強。スピーカーも横持ち時左右から出るようステレオとなっている。スライドスイッチでゲームライブラリ「Shark Space」が起動し、通知などを自動でオフにする。
また、ゲームごとにCPU性能やバッテリ使用量などをカスタマイズできる「Gamer Studio」も搭載し、その設定を「Shark Code」を通して他人と共有できる。さらに、AIにより、敵を倒した瞬間といった、ゲームでもっとも盛り上がる部分を自動で10秒間録画する機能「Shark Time」を備える。
付属のコントローラは従来は左手のみだったが、新モデルでは、上位のメモリ10GB+256GBモデルのみ、両手となった。これにより一切画面を遮らずに操作できるとしている。
いずれもメモリはLPDDR4xで、ストレージはUFS 2.1。カメラは背面が1,200万画素/F1.75+2,000万画素/F1.75、前面が2,000万画素/F2.2。センサーはジャイロ、地磁気、重力、近接、環境光、指紋GPS、AGPS、GLONASS、Beidou。
SIMはデュアルNano SIMで、対応バンドはFDD-LTEが1/3/4/5/7/8/20、TDD-LTEが34/38/39/40/41、TD-SCDMAが34/39、WCDMAが1/2/5/8、GSMが2/3/5/8、CDMA/EvDOがC0。
バッテリは4,000mAhで、USB Type-Cで充電可能。本体サイズは75.25×160×8.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は190g。