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Aterm、独自高速化技術「IPv6 High Speed」対応ファーム公開

~編集部での検証結果も公開

「Aterm WG2600HP3」

 NECプラットフォームズ株式会社は15日、IPv6通信を高速化するAtermシリーズ向けの独自技術「IPv6 High Speed」に対応したファームウェアを公開した。

 対応機種は、Aterm WG2600HP3、WG1900HP2、WG1200HP3の3製品。新ファームウェアでは、IPv6 High Speedへの対応、一部利用環境での通信安定性向上のほか、WG1900HP2/WG1200HP3では、セキュリティ向上も盛り込まれている。

 上記対応製品ではすでに、一般的に「v6プラス」(移行費用ゼロ。v6プラス乗り換えで自宅のネットが数十倍速くなった参照)と呼ばれるIPv6 IPoE+IPv4 over IPv6通信サービスに対応しているが、IPv6 High Speedでは、このv6プラス通信時の速度を向上させる。編集部でもAterm WG2600HP3を用いて検証してみた。

Aterm WG2600HP3のファームウェアを1.2.0から2.0.0へアップデート

 ファームウェアのアップデート前までは、上り下りともおおむね100Mbps程度だったものが、アップデート後は300Mbps前後にまで高速化された。製品発表時に予告されていた3倍程度の高速化は確かに実現されている。

【お詫びと訂正】初出時に掲載していた比較製品の速度値は古いものでした。再度計測を行なったところ、Atermとほぼ同じ速度でしたので、比較の情報は削除させていただきました。お詫びして訂正させていただきます。

アップデート前は常時100Mbps程度だった
アップデートにより3~4倍高速化された