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マウス、六本木で開かれたJ-WAVEのイベントでPC組み立て体験教室を開催
2018年10月1日 12:40
2018年9月29日、30日の2日間、東京・六本木の六本木ヒルズで開催された「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2018」に、マウスコンピューターが出展。同社としては都内初開催となるPC組み立て教室を開催したほか、AIやVR、IoTといった最新技術などを展示。テリー伊藤氏と日本マイクロソフトの澤円氏によるトークショーなどが開催された。
J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2018は、J-WAVE開局30周年を記念したイベントとして開催。「日本最大級のテクノロジーと音楽の祭典イノフェス」と位置づけられている。
プロデューサーにはm-floのVERBAL氏が、テクノロジープロデューサーには、ピクシーダストテクノロジーズ社長であり、メディアアーティストの落合陽一氏がそれぞれ就任。さらに、イノフェスナビゲーターは、AR三兄弟の川田十夢氏が務めた。
J-WAVEは、2016年に筑波大学との共催で、テクノロジーと音楽のフェスとして、「INNOVATION WORLD FESTA(通称・イノフェス)」を、筑波大学で開催。昨年は、つくば市内の大型アリーナを会場に開催し、JAXAやJAMSTEC、文部科学省なども参加。産学官連携イベントへと発展させてきた。
今年は、会場を六本木ヒルズに移して、日本を代表する各分野のイノベーターによるトークセッション、豪華アーティストのよるテクノロジーを取り入れたライブパフォーマンス、最先端ベンチャー企業の出展、最新テクノロジーの体験コーナー、e-Sportsの紹介などを通じて、最先端のコンテンツを楽しむことができた。
勢力が強い台風24号の影響で、30日には、六本木ヒルズアリーナで開催を予定していたイベントなど、一部内容が中止になったのは残念であったが、会期中は多くの人が来場し、大きな盛り上がりをみせた。
マウスコンピューターは、最新テクノロジーを体験できる「マウスコンピューター・イノフェステックプラザ」を六本木ヒルズの大屋根プラザに開設。「マウスコンピューターブース」のほか、「マウスコンピューター・イノフェステックステージ」、「ベンチャー企業出展エリア」が設置された。
マウスコンピューターブースでは、クリエイター向けPC「DAIV(ダイブ)」や、ゲーミングPC「G-Tune」を体験できるコーナーを設置したほか、筐体にオリジナルロゴをデザインした特別仕様PCの組み立て体験ができる「COMPUTER PC LAB.(マウスコンピューター ピーシー ラボ)」を実施した。
また、マウスコンピューター・イノフェステックステージでは、ベンチャー企業出展エリアに展示した企業によるAI、VR、AR、IoTなどの最新テクノロジーに関するトークショーやライブが行なわれたほか、作曲家であり、プロデューサー、キーボーディスト、DJとしても活躍している遠藤大介氏のソロプロジェクト「DE DE MOUSE」が、マウスコンピューターのクリエイター向けPC「DAIV」を使用した曲づくりをステージ上で実演。J-WAVEの9月のキャンペーンジングルの制作に使用したソフトウェアの画面を見せながら、曲づくりの様子を披露した。さらに、日本マイクロソフトのテクノロジーセンター長である澤円氏と、タレントのテリー伊藤氏を迎えた「未来のPC」をテーマにしたトークショーなどが行なわれた。
一方、ベンチャー企業出展エリアでは、最新のテクノロジーにかかわるベンチャー企業が、各社が持つ新技術を展示。来場者に触れてもらったり、体験してもらったりといったことができるようになっていた。
マウスコンピューターでは、J-WAVEの主要リスナーである20代、30代の男女に対して、認知度を高める狙いとともに、六本木ヒルズを訪れた幅広い年齢層に対しても、国内で生産する信頼性の高いPCメーカーであることを訴求する場にできたとしている。
COMPUTER PC LAB.で行なわれたPCの組み立ては、小学生4年生以上であれば、誰でも参加ができた。同社が毎年夏に、飯山工場で開催している組み立て教室が小学校6年生だけを対象にしているが、今回の組み立て教室では、小学校からシニア層まで幅広い年齢層が参加。小学生がDAIVを組み立てたり、20~30代の女性が自分用のノートPCを組み立てたりといったと姿が見られた一方で、60代以上の男性も参加。老眼で挑む細かい作業に苦労する様子も見られた。マウスコンピューターが、飯山工場以外で組み立て教室を開催するのは初めてのことであり、飯山工場のスタッフが六本木ヒルズまで出張し、参加者の組み立てを支援する形をとった。
2日間に渡り、1回あたり6人が参加。組み立てるPCを変えて、合計で7回の組み立て教室を実施した。
参加者は、通常価格の約30%引きで参加でき、組み立てたPCを持ち帰ることができた。
募集は、9月10日から、「マウスコンピューター J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2018 特設サイト」で順次行ない、先着順としたが、9月30日開催分は、申し込み開始からわずか2日間で、すべての席が埋まるという人気ぶりだった。
組み立てたPCは、15.6型液晶を搭載したスタンダードノートPC「m-Book F576SD-M2SH2-JW」、グラフィックス機能を強化した15.6型ノートPC「m-Book K690XN-M2SH2-JW」、ゲーミング向けデスクトップPC「G-Tune NEXTGEAR-MICRO im610SA1-SP-C-JW」、13.3型の薄型軽量ノートPC「m-Book J320S2N-S2-JW」、クリエイター向けデスクトップPC「DAIV-DGZ520M4-SH2-JW」。いずれも、新たにデザインされた「MOUSE COMPUTER PC LAB.」のロゴを本体に印刷した特別バージョンとなっている。
マウスコンピューターの小松永門社長は、「マウスコンピューターのPCを、多くの方々に見ていただく機会が少ないと考え、その解決策の1つとして、J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2018への出展を決めた。幅広い層に訴求する一方で、マウスコンピューターが得意とするクリエイター向けPCやゲーミングPCなどを、イベントに参加するクリエイターたちにも知ってほしいという狙いもあった。来場した方々からさまざまな意見を得ることができ、これを製品開発や販売、マーケティング活動に生かしたい」とした。
また、「ユーザーからさまざまなフィードバックをいただくなかで、東京でPC組み立て教室を開催してほしいという要望が多かったことから、初めて東京でPC組み立て教室を開催した。参加者には、喜んでいただけたいのではないだろうか。今回は、『MOUSE COMPUTER PC LAB.』というロゴを新たに用意した。今後、PC組み立て教室を幅広く展開していきたいと考えており、その際には、このロゴを使っていきたい」と語った。
今後は、夏の飯山工場で行なわれている小学6年生を対象にしたPC組み立て教室以外にも、MOUSE COMPUTER PC LAB.の名称を使ったPC組み立て教室が、主要都市やさまざまなイベント開催にあわせて、実施されることになりそうだ。