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Huawei、7.12型ディスプレイ搭載スマートフォン「honor 8X Max」

 Huawei Technologiesは5日(中国時間)、中国・西安で発表会を開催し、ミドルレンジ向けのスマートフォン「honor 8X」とともに、7.12型ディスプレイを搭載した「honor 8X Max」を発表した。

 中国での価格は、メモリ4GB+ストレージ64GB版が1,499人民元(約25,000円)、メモリ4GB+ストレージ128GB版が1,799人民元(約3万円)。この2モデルはSnapdragon 636採用だが、Snapdragon 660を搭載したメモリ6GB+ストレージ64GBモデルも10月に投入する予定。

 調査によると、一般ユーザーが1日あたりSNSを利用する平均時間が94.3分であるのに対し、インターネット接続速度の向上により、動画アプリで動画を視聴する時間も58.9分に伸びており、大画面への需要が高まっている。そこで今回、大画面の「モバイル映画館」を謳うhonor 8X Maxを投入し、このニーズに応える。

 ディスプレイはノッチを極力小さくした「水滴屏」で、画面占有率90%以上を実現。縦長のディスプレイにより従来の6.4型に相当するホールド感を実現し、狭額縁でポケットにも収まるサイズとした。

 SmartPAによるデュアルスピーカーを内蔵し、30cm離れたところで83dBの音量を実現。また、Dolby Atmosも搭載するなど、音にもこだわった。

ノッチを最小化し、90%の画面占有率を実現
SmartPAとデュアルスピーカーを搭載

 1日中の利用を考慮し、TÜV Rheinland認証のブルーライト低減機能を搭載。また、ディスプレイの輝度範囲も広く、直射日光下に耐えうる明るさと、最低2cd/平方mを両立し、1日中見ていても目に優しいという。さらに電子書籍用途も考慮し、電子ペーパーに近い見た目を実現するという「墨水屏」モードも備える。

 バッテリはライトユースで2~3日、ヘビーユースでも1日半利用できる5,000mAhの大容量となっており、本体からOTGケーブルを介して別のデバイスに充電できるリバースチャージ機能も搭載する。また、年配者に配慮し、大文字/アイコンで表示するシンプルモードも備える。

 背面カメラは1,600万画素+200万画素のデュアルで、AIによる22種類のシーン識別機能を備える。また、角からの落下に対する耐性を高めた「安全気嚢2.0」も搭載する。

直射日光下でも暗所でも見やすいデイlスプレイ
電子ペーパーに近い見た目を実現するという「墨水屏」モード
リバースチャージも可能
文字やアイコンを大きく表示するシンプルモード

 このほかの仕様は、液晶が2,244×1,080ドット表示対応の7.12型、OSがAndroid 8.1.0をベースとしたEMUI 8.2.0。前面カメラは800万画素/F2.0となっている。センサーは重力、環境光、ジャイロ、電子コンパス、近接、指紋。無線はIEEE 802.11ac、Bluetooth 4.2などを搭載する。

 SIMカードはNano SIM×2で、SIMスロットとは別にmicroSDを装着可能。対応バンド帯については書かれておらず、中国の3大キャリアである中国移動(China Mobile)、中国聯通(China Unicom)、中国電信(China Telecom)をサポートするとしている。

 充電端子はMicro USBで、3.5mmステレオミニジャックを搭載。本体サイズは86.24×177.57×8.13mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約210g。本体色はブルー、ブラック、レッドの3色が用意される。