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ついに32コアの第2世代Threadripperが登場! 8月13日より発売

 米AMDは8月6日(現地時間)、Ryzen Threadripperの第2世代モデル4製品を発表した。32コア/64スレッド動作を実現する最上位の「Ryzen Threadripper 2990WX」は、ほかのモデルに先駆けて8月13日より発売される。価格は1,799ドル。

 昨年(2017年)に登場したRyzen Threadripperの最新モデルとなり、プロセスルール12nmのZEN+コアアーキテクチャを採用。ソケットは第1世代と同じSocket TR4であり、現行のX399マザーボードと互換性を有している。

 各モデルごとのスペックは下表のとおり。

【表】第2世代Ryzen Threadripperのラインナップ
モデルコア/スレッド数ベースクロックブーストクロックL3キャッシュTDPPCIe 3.0レーン数価格発売時期
2990WX32/643GHz4.2GHz64MB250W641,799ドル8月13日
2970WX24/483GHz4.2GHz64MB250W641,299ドル10月
2950X16/323.5GHz4.4GHz32MB180W64899ドル8月31日
2920X12/243.5GHz4.3GHz32MB180W64649ドル10月

 AMDによれば、最上位の2990WXは、液体窒素冷却のオーバークロックで5.1GHz以上のクロックを達成するとともに、CINEBENCH R15のマルチスレッド処理において、7,618のスコアをたたき出しており、シングルソケットのCPUカテゴリでは世界記録となっている。なお、ライバルであるIntelのCore i9-7980XE(18コア/36スレッド、2.6~4.2GHz)のスコアは5,828。

 今回、AMDより借用した2990WXおよび2950Xの検証用キットを短時間ながら確認できたので、ここではその内容物の写真で紹介している。レビューの解禁は後日に設定されているため、ベンチマークデータについては改めてお届けする。

Ryzen Threadripper 2990WXのレビュワーズキットを開封

 第1世代Ryzen Threadripperのレビュワーズキットときは、キャリーケースを使用するというかなり豪華な作りになっていたが(久しぶりにPC自作を思う存分に楽しめた「Ryzen Threadripper」の開封から装着までを写真と動画でご紹介参照)、今回も負けじとインパクトのあるものが送られてきた。以下の写真をご覧いただきたい。

2990WXが入っている巨大なレビュワーズキット

1950Xのボックスをとなりに置いてみた

幅広になった第2世代Ryzen Threadripperのボックス

CPUパッケージ

2990WX(左)と2950X
2990WX
2950X
2990WX(左)と第1世代の1950X

レビューワーズキットに含まれていた空冷CPUクーラー