スマホの年間平均落下回数は7回。ならばと、年15回の落下に耐える「Gorilla Glass 6」

Gorilla Glass 6

　米Corningは7月18日(現地時間)、モバイルデバイス向けのカバーガラス「Gorilla Glass 6」を発表した。

　Gorilla Glass 6では新素材を採用したことで、前世代のGorilla Glass 5よりも耐久性が向上、粗面への1mの落下試験では15回の衝突に耐えており、2倍以上の強度を確保した。また、競合の素材となるソーダ石灰ガラスやアルミノケイ酸ガラスの試験では、1回の落下で破損をまぬがれなかったとしている。

　ここ最近のスマートフォンは、狭額ベゼルなどでディスプレイの面積が増しており、同社はスマートフォンの筐体の85%がガラスで設計されるような現代的なデザインを想定して開発された。第三者機関による調べでは、全世界のスマートフォン使用者は1年あたり7回スマートフォンを落下させており、そのうちの半分が1m以下での落下を経験としているという。

　Gorilla Glass 6は、現在複数の顧客が評価中とのことで、今後数カ月以内にGorilla Glass 6を採用した製品が登場する見込み。