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CRYORIG、初のヒートパイプを採用したM.2 SSD用ヒートシンク「Frostbit」

Frostbit

 台湾CRYORIGは22日(現地時間)、世界初となるヒートパイプを採用したM.2 SSD用ヒートシンク「Frostbit」を発表した。

 NVM Express接続のM.2 SSDは高性能である代わりに、発熱が問題となっており、連続稼働によって温度が規定値を超えると速度が低下する現象が発生する。本製品はそのような高性能SSD向けに設計されたものとなっている。

 本製品は独自の「デュアルスタックドヒートパイプ」機構が採用されている。SSDに接触するベースのヒートスプレッダ部には、1mmの超薄型ヒートパイプを備え、ヒートスプレッダ全体に熱を広げる。その後、直径6mmの補助ヒートパイプに熱を取り込み、上部に備え付けられた大面積なヒートシンクに熱を伝導する。

 補助ヒートパイプは可動式となっており、大面積ヒートシンクがGPUや大きなCPUクーラーと干渉しないよう、手動で上下に傾けることが可能。半円状のフィンは厚さ0.4mm、フィン間が2.4mmで、2枚を対として円形に配置し、合計38枚となっている。対応TDPは12W。

 本体サイズは26.3×72×57mm(幅×奥行き×高さ)、重量は56g。

 このほか、Mini-ITX向けのコンパクトCPUクーラー「C7」のファンをRGB仕様とした「C7 RGB」も同時発表した。RGBの制御は、コントローラ/マザーボード主要メーカーほぼすべての機種と互換性があるとしている。

 いずれの製品も、6月より台湾・台北で開催される「COMPUTEX TAIPEI 2018」に展示される。

C7 RGB