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ソニー、GPSやハイレゾ録音/再生に対応したIoT向け開発ボード「SPRESENSE」
2018年5月14日 15:03
ソニー株式会社およびソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、IoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」を、7月31日より発売する。
発売されるのはメインボードの「CXD5602PWBMAIN1」と、拡張ボードの「CXD5602PWBEXT1」の2製品で、税別店頭予想価格はそれぞれ5,500円、3,500円。
ソフトウェア開発環境は、「Arduino IDE」や「Eclipse IDE」に対応する。ボードを組み合わせてアプリケーションを開発することで、ドローンやスマートスピーカー、センシングカメラなどのIoT端末向けに、さまざまな用途のシステムを構築できるとしている。
メインボードは、CPUにCortex-M4F(156MHz駆動)を6個搭載したIoT向けボード。SRAM 1.5MB、8MBフラッシュを搭載する。サイズは50×20.6mm(幅×奥行き)。
低消費電力ながら、GPS/GLONASS受信機を備え、高精度な位置情報の取得に対応する。192kHz/24bitのハイレゾ音源の録音/再生など、オーディオ用途にも活用できる。
拡張ボードは、最大8chのマイク入力、もしくは4chアナログマイク入力/ヘッドフォン出力を可能にするもので、3.3Vもしくは5Vのデジタル入出力、SDカードスロットを備える。サイズは68.6×53.3mm(同)。
同社では、GNSS測位と高機能プロセッサを活用したドローンでの飛行制御、スマートスピーカー、低消費電力のセンシングカメラといったIoT端末、各種センサーと組み合わせた工場の製造ライン異常を検知するシステムなどで利用できるとしている。
センシングカメラなどで利用できるカメラボード「CXD5602PWBCAM1」も、8月に発売される予定。
ソニーでは、SPRESENSE製品のソフトウェア、ハードウェアの技術情報をオープンプラットフォームとして一般ユーザーにも広く公開(専用ページ)することで、幅広いアプリ開発の実現と市場の拡大を図っていくとしている。
