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製品サポートから無料セッションまで行なう「Apple 新宿」オープン
2018年4月5日 13:11
アップルは、4月7日10時のオープンに先駆けて、同社直営店の「Apple 新宿」の店内の様子を報道関係者に公開した。
Apple 新宿は、地下鉄の新宿三丁目駅とつながる新宿マルイ本館の1階にオープン。営業時間は、午前10時~午後9時までとなっている。
銀座、仙台一番町、名古屋栄、心斎橋、渋谷(休業中)、表参道、福岡天神に続いて、8店舗目となる。
Apple 新宿の住所は、東京都新宿区新宿3ー30ー13 新宿マルイ本館。Apple 表参道のオープン時に用意されたような新店舗のオリジナルグッズは用意されていないが、オリジナルTシャツが準備されている。
米Appleのデニー・テューザ シニアマーケットディレクターは、「日本は、2003年に、米国外で最初のストアを銀座にオープンした国である。このほどストアをオープンする新宿という街は、独創性と自己表現の伝統を持つ活気があるエリアであり、エンターテインメントの中心地である。
新店舗は、その街の広場(タウンスクエア)と捉えて、多くの人に集まってもらい、つながりを作ってもらい、学びを通じてインスピレーションを感じ、創造性を解き放ってもらいたいと考えている。新たなストアはそのような場所に命を吹き込むようにデザインされている。
アップルの最大の製品はストアである。ストアがハードウェアだとすれば、Today at Appleなどのプログラムはソフトウェアにあたる」などと述べた。
また、「今後5年間で、いくつかのストアをオープンするとともに、既存のストアを改装することで、日本におけるさらなる投資を続けていく」と述べた。
同社サイトでは、2018年中に国内に2店舗を新たなオープンする予定を明確にしている。
また同氏は、Apple新宿のストアデザインなどについても説明。
「道路に面して、37mの開放的全面ガラスを採用。これは、外のコミュニティとアップルをつなぐものになる。また、顧客がストアに入ると6Kビデオウォールが迎え、その前に多くの人が座ることができる。
これをフォーラムと呼び、これがApple 新宿の核となる。店内には、160人以上のメンバーが揃っており、その多くがほかのストアでの勤務経験があり、平均勤続年数は6年となっている。90以上の展示製品がインターネットに接続しているほか、アクセサリもハンズオンで試すことができ、季節ごとに展示内容を変更することになる。
また、ストアでは無料のセッションが行なわれ、新宿を訪れるクリエイティブな人たちに、アート、デザイン、音楽、プログラミングなどを提供する。
Genius Barでは、アップル製品の修理やテクニカルサポートなどを受けることができ、さらに、無償でのパーソナルセットアップの提供なども行なうことになる」とした。
ほかの店舗同様に、「Today at Apple」と呼ぶ無料プログラムを用意。写真撮影や音楽制作などに関するノウハウを学ぶことができる。
たとえば、「Photo Walks」では、新宿の街を散歩をしながら、iPhoneを使った撮影方法を学ぶもので、建物のフレーミングの仕方や、夜のストリートフォトといったさまざまな体験ができる。最新の撮影用アクセサリーを試すことも可能だ。
「Music Lab」では、プロデューサーやDJ、ミュージシャン、サウンドクリエイションといったプロによる音楽制作の裏側を紹介。具体的なテクニックやワークフローを掘り下げて、その場でサウンドづくりに取り組むことができる。
さらに「Video Sessions」では、iPhoneやiPad上のClipsアプリを使用したり、Macを使ったビデオ編集を実際に体験できるプログラムであり、ビテオ制作のノウハウを学ぶことができる。
Apple 新宿が7日にオープンするのに合わせて、全国のストアで特別プログラムを実施。「これは、日本の伝統を大切にしたもので、家紋を探求するものとなっている。参加者は、自由に紋をデザインできる」という。
なお、Today at Appleは、昨年(2017年)に日本で提供を開始して以来、すでに国内で4万人以上が参加しているという。