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CaviumとGIGABYTE、業界初の64bit ARMv8ワークステーション

ThunderXStation

 CaviumおよびGIGABYTE Technologyは20日(米国時間)、業界初となるCaviumのフラグシップ64bit ARMv8プロセッサ「ThunderX2」を搭載したワークステーション「ThunderXStation」を発表した。すでに受注を開始している。

 IoTやモバイル、組み込み向け分野ではArmアーキテクチャが主流だが、ワークステーションにもArmアーキテクチャをもたらすことで、開発者はクロスコンパイルやデバッグにかかる開発時間を削減できるとしている。

 4Uタワー型フォームファクタを採用し、シングルまたはデュアルソケットのThunderX2プロセッサを搭載。ThunderX2は32コア/128スレッドのARMv8対応プロセッサで、2.2GHzで稼働する。メモリは最大16GBのDDR4をサポート。拡張スロットはPCI Express 3.0×6、OCP x16スロット×2。ビデオカードにGeForce GT710、BMCにASPEEDのAST2500を搭載する。

 ストレージはNVM Express×4、および2.5インチのU.2/SATA 6Gbpsコンボベイで、ネットワークは10Gigabit Ethernet×2(QLogic製)。電源は1,600Wの80PLUS Platinum。OSにはCentOS 7.4を採用し、gcc/LLVM/gdb tool chain、OpenJDK 9.0などをプリインストールする。