ニュース

HP、超高輝度ディスプレイを搭載可能な第8世代Core搭載ビジネスノート

HP EliteBook 800 Series G5

 米HPは7日(現地時間)、ビジネス向けノートPCのハイエンドラインナップ「HP EliteBook 800 Series G5」、およびモバイルワークステーション「HP ZBook 14u G5/15u G5」を発表した。米国ではいずれも2月より発売開始する予定。

HP EliteBook 800 Series G5

 HP EliteBook 800 Series G5は、薄型軽量デザインと堅牢性に関する米軍調達基準MIL-STD 810Gテストをクリアしたビジネス向けのノートPC。最小構成価格は、HP EliteBook 830 G5が1,049ドル、同840 G5が1,029ドル、同850 G5が1,039ドルからとなっている。

 電話会議といったコラボレーションにフォーカスし、ノイズキャンセリング機能のマイクを搭載。不要なノイズを除去する機能に加え、360度の音声を収録するカンファレンスモードも備える。また、通話ボタンと通話終了ボタンも備え、AndroidやiPhoneの着信を通知する「PhoneWise」機能も搭載する。

 オプションでは超高輝度ディスプレイも選択可能となっており、明るい環境での視認性を高めた。また、タッチの有無やIRカメラの有無も選択可能。カメラには物理シャッターが内蔵されており、未使用時のセキュリティも確保した。

 このほか、BIOSの保護と破損時の復帰を自動的に行なう「HP Sure Start Gen4」、重要なOSのプロセスをマルウェアなどを保護する「HP Sure Run」、ネットワーク経由で最後のバックアップイメージをすぐにリストアできる「HP Sure Recover」といった、運用性を高める機能も備えている。

 CPUには第8世代のCore vProプロセッサを搭載。最長14時間の長時間バッテリ駆動、30分で50%まで充電できる「HP Fast Charge」機能なども搭載する。

 HP EliteBook 830 G5は12型のフットプリントに13型の液晶を搭載したモデル。同840 G5は第8世代Coreプロセッサ+ディスクリートGPU搭載としては世界最薄を実現した14型ノート、同850 G5は15.6型液晶を搭載したモデルとなる。840と850はディスクリートGPUとしてRadeon RX 540を搭載可能。

HP ZBook 14u G5/15u G5

 ZBook 14u G5/15u G5は新たにクアッドコアの第8世代Core vProプロセッサに刷新。また、正面以外から見たときに画面が白濁し、視認しにくくなるセキュリティ機能「HP Sure View」を搭載した。最小構成価格は前者が1,099ドル、後者が1,109ドルから。

 ZBook 14u G5は厚さ17.9mmと前世代から4.2mm薄くなり、モバイルワークステーションとしては世界最薄を謳う。重量も約1.48kgに軽量化された。また、オプションで非光沢の4Kタッチディスプレイも選択できる。

 ZBook 15u G5も第8世代のCore i5/i7となり、ディスクリートGPUとしてRadeon Proを選択可能。最大2TBの「HP Z Turbo Drive」を選択でき、ストレージ性能も追求している。

 このほか、新たにドッキングステーション「HP Thunderbolt Dock G2」を投入する。最大2台の4Kディスプレイをサポートするほか、オプションでオーディオカンファレンシングモジュールを提供。スピーカーとマイク、カンファレンス用のコントロールボタンを装備する。