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NEC、約5,000円の2×2対応無線LANルーター
~Gigabit Ethernet搭載など従来モデルを改良
2018年2月1日 11:00
NECプラットフォームズ株式会社は、普及価格帯向けの2×2対応無線LANルーター「Aterm WG1200CR」を発表した。2月8日より販売を開始する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は5,000円前後の見込み。
1人~2人での利用を想定したWG1200シリーズの低価格ルーターで、現行のWF1200CRにGigabit Ethernetポート(WAN/LANぞれぞれ1基ずつ)を追加し、Wi-Fiデュアルバンド中継、子機モード、Wi-Fi設定引越し機能に対応したモデルとなる。
無線LANの規格はIEEE 802.11acにまで対応し、5GHz帯で867Mbps、2.4GHz帯で300Mbpsの2ストリーム通信をサポート。スマートフォンなどのWi-Fiデバイスの位置を特定して電波強度を向上させるビームフォーミングを備える。木造3階建てのハウススタジオでの検証では、ビームフォーミングを有効化することで最大約25%のスループット向上が見込めたという。
NECの先端技術の証“極技”の電磁ノイズ抑制技術「μEBG」を使用し、最大25%のノイズ削減を実現しているほか、世界最小クラスの高性能アンテナ「μSR」を採用する。アンテナを本体に内蔵したコンパクトな筐体ながら高速な通信が行なえるという。
上述のとおり、Wi-Fiデュアルバンド中継機能を備えており、親機と中継機間で5GHzまたは2.4GHz帯のいずれかで接続し、各デバイスとは5GHzと2.4GHz帯の同時接続が利用できる。
このほか、以前使用していたNECまたは他社製ルーターの設定(SSID/暗号化モード/暗号化キー)を、WPSで本機に持ち越せる「Wi-Fi設定引越し」機能や、スマートフォンから簡単にルーターの初期設定が行なえる「らくらくQRスタート2」、これまでPCのWebブラウザ上で行なっていた各種設定をスマートフォンから行なえる「スマートリモコン」アプリにも対応する。
本体サイズは約40.5×116.5×110mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.2kg。