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Lenovo、4K液晶搭載のThinkPad T580
~10Gbps USB Type-C/DisplayPort/HDMI対応の新ドッキングステーションも
2018年1月5日 06:00
Lenovoは、1月3日(現地時間)に同社Blogを更新し、「Classic ThinkPad」と総称されるクラムシェル型ノートPCのシリーズThinkPad X/T/Lシリーズの各製品を、モデルチェンジした。
第8世代CoreプロセッサやThinkShutterなどを搭載した2018年モデルのThinkPad Tシリーズ
14型、15型のThinkPad Tシリーズは第8世代Coreプロセッサに対応するなどスペックが強化されている。15型のThinkPad T580は、ディスプレイにUHD(4K)モデルが用意されており、高い解像度を必要とする用途にも対応できるようになっている。
価格はThinkPad T480が989ドルから、T480sが1,269ドルから、T580が1,079ドルからとなっており、米国では1月から販売が開始される。
ThinkPad T480 | ThinkPad T480s | ThinkPad T580 | |
---|---|---|---|
CPU | 最大第8世代Core i7(vPro) | ← | ← |
GPU | Intel UHD 620/GeForce MX150(2GB) | ← | ← |
メモリ | 最大32GB(DDR4-2400) | 最大24GB(DDR4-2400) | 最大32GB(DDR4-2400) |
ストレージ | 最大1TB SSD/1TB HDD | 最大1TB SSD(PCIe) | 最大1TB SSD(PCIe)/2TB HDD |
ディスプレイ | 14型HD/フルHD(IPS)/フルHD(IPS/タッチ)/WQHD(IPS) | ← | 15型フルHD(IPS)/フルHD(IPS/タッチ)/UHD(IPS) |
カメラ | 720p HD(ThinkShutter)/IR(ThinkShutter) | ← | ← |
USB Standard-A | 2 | ← | ← |
USB Type-C(USB 3.0) | 1 | ← | ← |
USB Type-C(TB3) | 1 | ← | ← |
HDMI | 1 | ← | ← |
Ethernet | 1 | ← | ← |
オーディオ | 1 | ← | ← |
スマートカードリーダ | 1 | - | - |
カードリーダ | SD/microSD | ← | ← |
Wi-Fi | IEEE 802.11ac | ← | ← |
Bluetooth | 4.2 | ← | ← |
WAN | LTE-A | LTE-A(EM7565) | LTE-A(L850-GL/L830-EB) |
サイズ | 336.6×232.5×19.95mm | 331×226.8×18.45mm | 365.8×252.8×19.95-20.2mm |
重量 | 1.58kg~ | 1.32kg | 1.97kg |
バッテリ駆動時間 | 最大14.5時間(デュアルバッテリ時) | 最大13.5時間 | 最大27時間(デュアルバッテリ時) |
OS | 最大Windows 10 Pro | ← | ← |
普及価格帯のThinkPad Lシリーズには360度回転型ヒンジのThinkPad L380 Yoga、クラムシェル版のThinkPad L380、AMDのGPUが選択できる14型のThinkPad L480と15型のThinkPad L580が用意される。
いずれも低価格な価格設定になっており、L380 Yogaが549ドル、L380が449から、L480が779ドルから、L580が769ドルから。米国では2月から販売開始の予定だ。
ThinkPad L380 Yoga | ThinkPad L380 | ThinkPad L480 | ThinkPad L580 | |
---|---|---|---|---|
CPU | 最大第7世代Core i7 | ← | 最大第8世代Core i7(vPro) | ← |
GPU | Intel HD 620 | ← | Intel UHD 620/Radeon 530 | ← |
メモリ | 最大32GB(DDR4-2400) | ← | ← | ← |
ストレージ | 最大512GB SSD | ← | 最大512GB SSD/1TB HDD | ← |
ディスプレイ | 13.3型 フルHD(IPS/タッチ) | ← | 14型HD/フルHD(IPS)/フルHD(IPS/タッチ) | 15型HD/フルHD(IPS) |
カメラ | フロント | フロント | 720p/IR(フロント) | 720p(フロント) |
USB Standard-A | 3 | 2 | 2 | 2 |
USB Type-C(USB 3.0) | 2 | 2 | 2 | 2 |
USB Type-C(TB3) | ー | ー | ー | ー |
HDMI | 1 | 1 | 1 | 1 |
VGA | - | - | - | 1 |
Ethernet | - | - | 1 | 1 |
オーディオ | - | - | 1 | 1 |
スマートカードリーダ | - | - | - | - |
カードリーダ | - | - | SD/microSD | ← |
Wi-Fi | IEEE 802.11ac | ← | ← | ← |
Bluetooth | ○ | ← | Bluetooth4.2 | ← |
WAN | - | - | LTE-A(Fibocom L850-GL/L830-EB) | ← |
サイズ | 322×224.2×18.8mm | 322×224.2×18.8mm | 335×235×22.5mm | 376.5×254.5×22.95mm |
重量 | 1.56kg~ | 1.46kg~ | 1.68kg~ | 2kg~ |
バッテリ駆動時間 | 最大12.5時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大11時間 |
OS | 最大Windows 10 Pro | ← | ← | ← |
Lenovo Tablet 10はCPUにCeleron Nを搭載したディスプレイ脱着型の2in1デバイス。本体に格納できる充電式のアクティブペンが用意されており、病院などのバーチカル向けの製品となる。バッテリで9時間の動作が可能。米国では1月から販売開始予定だが、価格は未定。
新しいClassic ThinkPad用ドッキングステーション
2018年モデルのClassic ThinkPad(X280、T480、T480s、T580、L480、L580)向けに新しいドッキングステーションも販売される。
ACアダプタこそ従来の角形スリムチップの135Wモデルを利用するが、ポート類は最新の技術のものに置き換えられており、ディスプレイ出力はDisplayPort 1.4×2、HDMI 2.0x1、ミニD-Sub15ピン×1となっており、本体側が対応していれば4K/60Hzでの出力が可能。USB Type-Cも2ポート用意されており、本体側が対応していれば10GbpsのUSB 3.1 Gen2のデータ転送も可能になる。
なお、USB Type-Cの出力電力は5V/3Aまでとなり、USB PDには未対応。従来モデルと同じようにPXEブートやキーによるロック機構など、エンタープライズ向けの機能も引き続きサポートされている。
ディスプレイの「ThinkVision」は2つの新製品が投入される。新しいThinkVision X24は23.8型 IPS液晶(フルHD)を採用した狭額縁のディスプレイでスタンド込みのサイズが537.4×220×326.4mmとなる。入力はHDMI 1.4/DisplayPort 1.2で、オーディオ出力端子も用意されている。
ThinkVision P32uは32型の4Kディスプレイで、Thunderbolt 3の入力と出力を備えており、デイジーチェーンで利用することが可能になっている。
X24は1月から出荷予定で米国での価格は249ドル、P32uは3月から出荷予定で米国での価格は1,349ドル。Lenovoの日本法人によれば、いずれの製品も日本での出荷予定や価格などは未定とのことだ。