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Lenovo、4K液晶搭載のThinkPad T580

~10Gbps USB Type-C/DisplayPort/HDMI対応の新ドッキングステーションも

ThinkPad T480

 Lenovoは、1月3日(現地時間)に同社Blogを更新し、「Classic ThinkPad」と総称されるクラムシェル型ノートPCのシリーズThinkPad X/T/Lシリーズの各製品を、モデルチェンジした。

第8世代CoreプロセッサやThinkShutterなどを搭載した2018年モデルのThinkPad Tシリーズ

 14型、15型のThinkPad Tシリーズは第8世代Coreプロセッサに対応するなどスペックが強化されている。15型のThinkPad T580は、ディスプレイにUHD(4K)モデルが用意されており、高い解像度を必要とする用途にも対応できるようになっている。

ThinkPad T480
ThinkPad T480s
ThinkPad T580

 価格はThinkPad T480が989ドルから、T480sが1,269ドルから、T580が1,079ドルからとなっており、米国では1月から販売が開始される。

表1 ThinkPad T480、T480s、T580のスペック
ThinkPad T480ThinkPad T480sThinkPad T580
CPU最大第8世代Core i7(vPro)
GPUIntel UHD 620/GeForce MX150(2GB)
メモリ最大32GB(DDR4-2400)最大24GB(DDR4-2400)最大32GB(DDR4-2400)
ストレージ最大1TB SSD/1TB HDD最大1TB SSD(PCIe)最大1TB SSD(PCIe)/2TB HDD
ディスプレイ14型HD/フルHD(IPS)/フルHD(IPS/タッチ)/WQHD(IPS)15型フルHD(IPS)/フルHD(IPS/タッチ)/UHD(IPS)
カメラ720p HD(ThinkShutter)/IR(ThinkShutter)
USB Standard-A2
USB Type-C(USB 3.0)1
USB Type-C(TB3)1
HDMI1
Ethernet1
オーディオ1
スマートカードリーダ1--
カードリーダSD/microSD
Wi-FiIEEE 802.11ac
Bluetooth4.2
WANLTE-ALTE-A(EM7565)LTE-A(L850-GL/L830-EB)
サイズ336.6×232.5×19.95mm331×226.8×18.45mm365.8×252.8×19.95-20.2mm
重量1.58kg~1.32kg1.97kg
バッテリ駆動時間最大14.5時間(デュアルバッテリ時)最大13.5時間最大27時間(デュアルバッテリ時)
OS最大Windows 10 Pro

 普及価格帯のThinkPad Lシリーズには360度回転型ヒンジのThinkPad L380 Yoga、クラムシェル版のThinkPad L380、AMDのGPUが選択できる14型のThinkPad L480と15型のThinkPad L580が用意される。

 いずれも低価格な価格設定になっており、L380 Yogaが549ドル、L380が449から、L480が779ドルから、L580が769ドルから。米国では2月から販売開始の予定だ。

ThinkPad L380 Yoga
ThinkPad L480
ThinkPad L580
表1 ThinkPad Lシリーズのスペック
ThinkPad L380 YogaThinkPad L380ThinkPad L480ThinkPad L580
CPU最大第7世代Core i7最大第8世代Core i7(vPro)
GPUIntel HD 620Intel UHD 620/Radeon 530
メモリ最大32GB(DDR4-2400)
ストレージ最大512GB SSD最大512GB SSD/1TB HDD
ディスプレイ13.3型 フルHD(IPS/タッチ)14型HD/フルHD(IPS)/フルHD(IPS/タッチ)15型HD/フルHD(IPS)
カメラフロントフロント720p/IR(フロント)720p(フロント)
USB Standard-A3222
USB Type-C(USB 3.0)2222
USB Type-C(TB3)
HDMI1111
VGA---1
Ethernet--11
オーディオ--11
スマートカードリーダ----
カードリーダ--SD/microSD
Wi-FiIEEE 802.11ac
BluetoothBluetooth4.2
WAN--LTE-A(Fibocom L850-GL/L830-EB)
サイズ322×224.2×18.8mm322×224.2×18.8mm335×235×22.5mm376.5×254.5×22.95mm
重量1.56kg~1.46kg~1.68kg~2kg~
バッテリ駆動時間最大12.5時間最大12時間最大12時間最大11時間
OS最大Windows 10 Pro

 Lenovo Tablet 10はCPUにCeleron Nを搭載したディスプレイ脱着型の2in1デバイス。本体に格納できる充電式のアクティブペンが用意されており、病院などのバーチカル向けの製品となる。バッテリで9時間の動作が可能。米国では1月から販売開始予定だが、価格は未定。

Lenovo Tablet 10

新しいClassic ThinkPad用ドッキングステーション

 2018年モデルのClassic ThinkPad(X280、T480、T480s、T580、L480、L580)向けに新しいドッキングステーションも販売される。

 ACアダプタこそ従来の角形スリムチップの135Wモデルを利用するが、ポート類は最新の技術のものに置き換えられており、ディスプレイ出力はDisplayPort 1.4×2、HDMI 2.0x1、ミニD-Sub15ピン×1となっており、本体側が対応していれば4K/60Hzでの出力が可能。USB Type-Cも2ポート用意されており、本体側が対応していれば10GbpsのUSB 3.1 Gen2のデータ転送も可能になる。

 なお、USB Type-Cの出力電力は5V/3Aまでとなり、USB PDには未対応。従来モデルと同じようにPXEブートやキーによるロック機構など、エンタープライズ向けの機能も引き続きサポートされている。

新しいThinkPadドック

 ディスプレイの「ThinkVision」は2つの新製品が投入される。新しいThinkVision X24は23.8型 IPS液晶(フルHD)を採用した狭額縁のディスプレイでスタンド込みのサイズが537.4×220×326.4mmとなる。入力はHDMI 1.4/DisplayPort 1.2で、オーディオ出力端子も用意されている。

ThinkVision X24

 ThinkVision P32uは32型の4Kディスプレイで、Thunderbolt 3の入力と出力を備えており、デイジーチェーンで利用することが可能になっている。

ThinkVision P32u

 X24は1月から出荷予定で米国での価格は249ドル、P32uは3月から出荷予定で米国での価格は1,349ドル。Lenovoの日本法人によれば、いずれの製品も日本での出荷予定や価格などは未定とのことだ。