ニュース
ユーザーが必要とするものをゼロから考えた“次世代”15.6型ノート「LAVIE Note NEXT」
~NEC PC、製品発表会レポート
2017年10月17日 18:33
NECパーソナルコンピュータ株式会社(以下NEC PC)は17日、都内にて新商品発表会を開催した。
発表されたのは15.6型ノートPC「LAVIE Note NEXT」で、本稿では発表会の模様をお伝えする。製品の詳細については、別記事(売れ筋の15.6型ノートをゼロから再定義した「LAVIE Note NEXT」)を参照されたい。
発表会には同社 執行役員の河島良輔氏、同社 商品企画本部 UXエバンジェリストの森部浩至氏らが登壇。製品説明などを行なった。
河島氏は、ノートPC市場の課題として、買い替えサイクルの長期化があると述べ、以前は「上位機種への更新」が買い替えの理由として多数を占めていたのに対し、現在では「故障による買い替え」がおもな理由になっていると指摘。
これは「ユーザーに使っている製品が壊れる前に、買い替えたいと思わせられる製品を提供できていなかったという面で、メーカーとして反省すべきこと」であると語った。
課題の2つめは、PCに対する不満で、長期間使われるようになっているにも関わらず、製品に満足しているユーザーの割合が低いことを挙げ、ユーザーがストレスを感じることなく、もっと快適であるべきだとした。
そして、それらの課題解決に向け、同社では家庭用ノートPCの次世代化を目指し、「PCを再定義」したという。
機能的価値、情緒的価値、自己表現価値の3つの観点から、ストレスなく心地よさを体感できるPCを作り上げた結果が「LAVIE Note NEXT」シリーズであると紹介した。
同社では、秋冬モデルとして、LAVIE Note NEXTシリーズに加え、第8世代Coreプロセッサ搭載の15.6型ノートPCも投入する(厚さ22.6mmの第8世代Core搭載15.6型ノート「NS700」)。
次いで登壇した森部氏は、ユーザーがなぜPCを買い換えないのかという視点で考えると、2010年の製品と2016年の製品を見比べた時、その差が伝わらないという点を挙げ、まず認知してもらえることが重要と述べ、LAVIE Note NEXTの開発にあたっては、ユーザーが本当に必要なものをゼロリセットで考えることで、次世代PCを再定義したと語った。
デザインだけでなく、画面サイズからインターフェイス、光学ドライブ、キーボード、スピーカーなどのレベルから、絶対必要なもの、あった方が良いもの、不要なものという3つに分けていったという。
あったほうが良い機能としては、他社見合いで搭載していたものや、過去訴求していた機能、過去のしがらみで搭載していた機能などがあったが、それらを中心に要不要、配置、サイズを精査し、取捨選択していったとした。
製品デザインはシンプルさを主眼に置き、紙の束をイメージし、自然とそこにあるカタチを目指したという。サイズも小型になり、従来機からフットプリントを15%削減。家の中でも持ち運びや、収納の容易さも向上しているとする。
ディスプレイは狭額縁仕様となり、サイズの小型化だけでなく、没入感の向上も両立しているとアピールした。
キーボードまわりもシンプルさを追求し、キーボード以外のボタン類を省き、画面とキーボードのみというレイアウトを採用している。
快適さの面では、打鍵音を半減した静音キーボードを採用したほか、鉄板を裏に配置したわみを排除。LAVIE史上最高の打ち心地を謳う。
電源ボタンにはWindows Hello対応の指紋認証センサーを内蔵し、ワンタッチでスマートに起動できるとした。
性能面では、4コアとなった第8世代Coreプロセッサを採用するほか、PCIe接続の高速SSDを搭載し、OS起動まで10.6秒しか要さないとアピールした。
同社では11月16日までの購入で5千円相当のカタログギフトをプレゼントするキャンペーンも実施する。