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Facebook、ハリケーン被災地のネット接続を支援へ

Facebookが開発したアンテナ。複数基のアンテナで通信を中継することで、安価に広範なエリアをカバーする。

 Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグ氏は28日、ハリケーン「マリア」で甚大な被害を被った米自治領プエルトリコに対し、非常用の通信網を展開する技術チームの派遣を表明した。プエルトリコはハリケーンにより島内の90%を超える通信塔が利用不可能になるなど、厳しい状況が続いている。

 ザッカーバーグ氏はこのほかに150万ドル(約1.7億円)の寄付を表明しており、ユーザーに対しても救助活動、復興活動を助けるための寄付を促している。

 同社はかねてより途上国など、インフラ整備の十分でない地域に対して低コストで広範囲にLTEやWi-Fi接続を提供する「空飛ぶ基地局」ともいうべき巨大ドローンや、通信用の人工衛星などを研究していた(過去記事も参照"Facebook、「空飛ぶ基地局」全幅36m巨大ドローンの2度めの飛行実験に成功")。