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美少女戦士セーラームーンとコラボしたスマートフォン

~人工知能による“美顔化”機能付き

M8のセーラームーンコラボモデル

 中国の美図(Meitu)は9日、ハイエンドスマートフォン「M8」を発表した。

 美図はセルフィーカメラアプリの開発に特化した企業であり、そのセルフィーへのこだわりがM8にも組み込まれている。人工知能により写真の背景と人物を別々に識別し、各々の写真に特化した最適化を行なう。また、人物の年齢、性別、五官のみならず、皮膚や肌色、輪郭、頭髪といった情報も分析に取り入れ、個人に特化した個性のある“美顔化”を実現する。

 一般的なスマートフォンは背面カメラの性能にこだわっているが、M8は前面カメラに注力している。センサーはソニーのIMX362を採用し、6ピースのレンズやF1.8の大口径、第4世代デュアルISPなどにより、夜間のAF速度を95%、シャッター速度を25.11%向上させたという(比較元は不明)。光学式手ぶれ補正機構も採用している。

 デザインは女性向けを意識しており、本体色はムーンホワイト、サクラピンク、ライトニングパープル、ファントムレッドの4種類。また、ハローキティとコラボしたモデルに加え、IT界隈では非常に珍しい美少女戦士セーラームーンとコラボしたモデルも用意されている。

 このセーラームーンコラボモデルは全世界で1万台の限定出荷となっており、セーラームーンをあしらった本体カバーに加え、特殊のパッケージが用意される。パッケージには、コレクター証明証、自撮り用のリモコン、リボンが大きくあしらわれたカバー、そしてハートムーンロッドをモチーフとした自撮り棒が同梱されるという。

 価格は、標準版が2,599人民元(約43,000円)、ハローキティコラボモデルが2,799人民元(約46,000円)、セーラームーンコラボモデルが2,999人民元(約49,000円)となっている。なお、日本での販売について問い合わせたところ、未定とのことだった。限定数量からして残念ながら厳しいかもしれない。

 主な仕様は、CPUにMediaTekのMT6797m(Helio X20)、メモリ4GB、ストレージ64GB、OSにMEITOS3.6(Android Mベース)などを搭載。ディスプレイは5.15型のTFT液晶または5.2型のAMOLEDとされている。

 通信はIEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1に対応。WWANのSIMはNano SIMで、TD-LTE/FDD-LTE/TD-SCDMA/WCDMA/CDMA/GSMをサポート。ESSのSABER HiFi SoC「ES9118」も採用されている。背面カメラのセンサーはソニーのIMX230で、2,100万画素となっている。このほか、指紋センサー、GPS、ジャイロ、電子コンパスなども内蔵されている。

背面にセーラームーンをあしらった限定モデル
付属のカバーを取り付けたところ
専用のパッケージ
標準版のムーンホワイト
標準版のサクラピンク
標準版のライトニングパープル
標準版のファントムレッド
ハローキティコラボモデル