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Imagination、初のPowerVR Furianアーキテクチャ準拠のGPU IP

PowerVR 8XT GT8525

 英Imagination Techonlogiesは10日、初のPowerVR Furianアーキテクチャに準拠したGPUコアIP「PowerVR Series8XT GT8525」を発表した。ライセンスは本日より開始する。

 新しいFurianアーキテクチャに対応することにより、ダイ面積および消費電力あたりではクラス最高の性能を実現。スマートフォンでVR体験およびニューラルネットワークを利用した物体認識といったアプリケーションに応用できるほか、自動車分野においてもADAS(先進運転支援システム)に適用できるとしている。

 従来のSeries7XT GT7200と比較してベンチマークは50%~80%の向上を実現。演算性能が50%向上し、クロックあたりのピクセルスループットを2倍とすることで、より高解像度なアプリケーションに対応できるようになった。

 Furianでは新しい32bit幅のALUクラスタデザインを採用することで、性能密度と効率を向上。プロセスルールは7nmを見据えている。また、新しい命令セットを採用することにより、リソースを効率的に利用できるようになったとしている。APIとしてはOpenCL 2.0、Vulkan 1.0、およびOpenVX 1.1に対応する。

従来と比較して性能が50~100%向上
PowerVR Series8の比較
FurianアーキテクチャとRogueの比較
バスの煩雑性を軽減し、レイアウトが容易に
PowerVR FurianのALUクラスタ
Rogueからパイプラインを簡素化し、数を倍とした
GPUコンピューティング機能も強化
ファームウェアプロセッサを搭載し、さまざまな機能を実現