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【Inter BEE 2016】ソニー、全画素LEDの220型4Kディスプレイを展示

~コントラスト比は50億:1に

CLEDISディスプレイ

 11月16日~18日の3日間、放送関連機器/技術の展示会「Inter BEE 2016」が幕張メッセにて開催される。

 ソニーは、同展示会にて、画面表面にR(赤)、G(緑)、B(青)各色の微細なLEDからなる画素を、それぞれ毎に駆動させる独自の「CLEDIS」技術を使用したディスプレイを展示した。

 液晶ディスプレイの場合はバックライトの前にパネルが存在するため、一定以上のコントラストを達成するのが技術的に困難だが、CLEDISでは、有機ELディスプレイ同様、画素毎に明るさを調整できるため、高いコントラスト比を実現できる。また、応答速度やリフレッシュレート高速化の面でも有利となる。

 CLEDISは、403×453×100mm(幅×高さ×奥行き)からなるディスプレイユニットを、複数枚接続して拡張できるシステムになっている。

 基本的はデジタルサイネージで高画質が要求される際などの利用を想定しており、今回の展示では72ユニットを接続し、220型相当(4.8×2.7m、同)の4K表示を行なっていた。

 LEDは一般的なものの100分の1というサイズで、光源サイズは約0.003平方mm、黒含有率は従来の30~40%に対し、99%以上を実現。これにより、通常環境光下でのコントラスト比は30~50億:1に達するという。

各ピクセルは全てRGB各色のLEDで構成されている
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