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ASUS、12.5型で重量910g/最薄部3.5mmの軽量薄型Kaby Lake搭載ノート「ZenBook 3」
2016年9月28日 16:35
ASUSは、1kgを切る軽量さと薄さを特徴とする12.5型のフルHDクラムシェルノート「ZenBook 3」を発表した。価格はオープンプライスで、10月下旬以降に発売予定。
CPUにKaby Lake世代のCore i5-7200U(2.5GHz、ビデオ機能内蔵)/メモリ8GB/SSD 256GBを搭載した「UX390UA-256G」という型番のモデルと、Core i7-7500U(2.7GHz、同)/メモリ16GB/PCIe SSD 512GBを搭載した「UX390UA-512GP」を用意し、税別店頭予想価格は前者が139,800円、後者は184,800円の見込み。本体色はロイヤルブルーのみ。
ZenBook 3は、エアロスペースにも使用される従来比で50%強靱なアルミニウム合金を使用しており、本体重量約910gで、最薄部約3.5mmを実現した。また、強度を維持したまま液晶ディスプレイの薄型化を実現するため、通常のカバーガラスの2分の1の薄さという0.4mm厚のCorning Gorilla Glass 4を使用している。
本体はフルメタルで、特殊なアルマイト処理によってエッジにゴールドのハイライトを添えるとともに、ASUSロゴ、キーボードバックライトも同色で統一感のあるデザインに仕上げた。最厚部でも11.9mmに抑えられており、ヒンジ部には同社が開発した高さ3mmの小型パーツが使用されている。キーボードベゼルは幅2.1mmで、筐体の幅を限界まで使い切ったという。
薄型軽量ながら、打ちやすいキーボードを絶対要件に掲げて開発されており、キーボードはデスクトップPCと同等の19.8mmのゆとりあるキーピッチを実現。キーボードの厚みは従来のZenBookと比べて28%薄くなっているが、キーストロークは0.8mmとなっており、押し込む感覚をしっかりと設けている。キーボードの配列は日本語86キー。
Core iプロセッサを搭載するために薄さ3mmの液晶ポリマーファン、0.1mm厚のフィンなど、最高水準のコンポートネントを使ったという新冷却システムを開発・導入。その3mmだけの厚みから熱を持った空気をヒンジ部に隠された排気口を経由してスマートに排出。高/低負荷時ともに静音性を確保している。
40Whのリチウムポリマーバッテリを搭載しており、約8.7時間のバッテリ駆動が可能。60%まで49分で充電可能な急速充電機能を備えている。インターフェイスはUSB Type-Cとマイク/ヘッドフォンのコンボジャックのみで、USB Type-Cは通常のデータ転送だけでなく映像出力や電源供給が可能。標準で付属する「ASUSミニドック」を使うことで充電しながらHDMIの4K出力、USB 3.0機能を同時に利用できる。
このほか、生体認証機能のWindows Helloを利用した指紋認証、NTSC比72%の広色域、TVグレードとする1,000:1のコントラスト比、Harmak Kardonと共同開発したスマートアンプと4つのスピーカーを組み合わせた独自のサウンドシステム「SonicMaster Premium」などを搭載する。
主な仕様は、ディスプレイが12.5型フルHD(1,920×1,080ドット)光沢液晶、OSはWindows 10 Home。
インターフェイスはUSB 3.1 Type-C、IEEE 802.11ac無線LAN、Bluetooth 4.1、30万画素Webカメラ、指紋認証機能、2W×2+0.8W×2のクワッドスピーカー、アレイマイク、マイク/ヘッドフォンコンボジャックなどを装備。
本体サイズは296×191.2×11.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約910g。付属品として、ACアダプタ、ASUSミニドック、専用スリーブなどを同梱する。