やじうまミニレビュー
冬場のPC作業でも足元あったか。サンコーの「おうち秘湯 せせらぎ」を試してみた
2022年2月18日 06:16
アイデア家電を取り扱うサンコーから、足つぼローラーやかけ湯、保温機能などが搭載されたフットバス「おうち秘湯 せせらぎ」が発売された。価格は8,980円だ。家内にニュースを見せたら、速攻購入が決まったので、簡単にレビューをお伝えしたい。
風呂から上がり、パジャマ姿で子供が就寝後に仕事したりゲームをしたりすると、足元が冷えるなぁと感じることがある。もちろん、厚手の靴下やスリッパを履けばある程度冷えを防げるのだが、足湯に勝る暖かさは得られないだろう。本製品は足湯機能だけでなく、足つぼマッサージ機能もあるので、一石二鳥だ。
まずは製品本体だが、これは大きいバケツにコントローラがついているイメージだ。本体サイズは335×385×350mm(幅×奥行き×高さ)で、水の容量は18~24Lとされているので、ミドルタワーPC 1.5台分といったところだろうか。大きさについてはある程度覚悟しておいたほうがいい。
ただ、当然なのだが、お湯をいっぱい入れた場合はその分重くなるので、持ち運びは重労働だ。説明書に「本製品は高さがあるため、お風呂場など広い場所での給水を推奨しております」と書かれていたので、最初はそのようにしていたが、風呂場が1階で、使おうとしているリビングが2階の筆者宅では、さすがに移動が大変だった。
幸い、筆者宅の台所の水道の蛇口は回転や伸縮ができるタイプで、多少伸ばせば上部に届くので、2回目以降は台所で給水するようにした。マンションで暮らしで風呂場からそれほど段差がないユーザーなら問題ないかもしれないが、そうでない場合や、一人暮らしの女性にはややつらいかもしれない。
本製品にはハンドルがあるのだが、すべてプラスチック製なので、満水状態では強度的にやや心配だ。床に降ろしてキャスターで移動するまで、底面に手を添えてハンドルの負荷を減らしたほうが無難そうである。また、ACコードが本体内に収納できないのもネックで、給水後の移動でも収納時でも邪魔になる。この辺りは次世代モデルで改善を望みたい。
本製品は電源を投入すると自動的に指定温度まで加熱が始まり、シャワーによるかけ湯が稼働する。シャワーのポンプ音と水面に落ちる音はそこそこするので、深夜子供が寝ている時は使わないほうが無難そうだ。
ヒーターは本体底面中央にあり、しばらく足を動かさないとそこから熱くなるので注意が必要だ。温度は35~48℃の間で調整可能。筆者的には40℃がちょうどよかったが、家内は43℃ぐらいがちょうどいいとのことだ。
足つぼローラーだが、電動ではなく自分の足でコロコロ転がすもの。座った姿勢だと足に力が入らないため、ツボが押されて「あいたた」となることはないが、軽い刺激にはなる。
利用後の片付けは思ったより簡単。本製品は底面に排水口があり、指を引っ掛けて開けば底面からすぐに排水できる。お湯が減ってきて軽くなってきたらひっくり返せば良い。足つぼローラーの部分も取り外し可能で、清潔に利用できる。ただ、構造は複雑なので、しまう前は必ず乾燥させておきたい。
ちなみに足湯としての効果はてきめん。冬でも夏でも足が冷たいと言う家内が、1時間の使用でポカポカになって満足した様子だった。お湯はかなりの量が入るので、単なる洗面器にお湯を張るよりははるか深く入ることができ、なおかつ適温に維持されるからであろう。風呂上がりの作業継続はもちろんのこと、常に足元が冷えて集中できないといったユーザーにおすすめしたい。