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NEC、顔認証セキュリティソフト「NeoFace Monitor」の操作性を向上

NeoFace Monitor V7パッケージ版の利用者情報一覧画面

 NECは、独自の顔認証エンジンを採用したPC用セキュリティソフトのパッケージ版「NeoFace Monitor V7」を4月10日に発売する。税別価格はソフトウェア本体が1,000円、ライセンスが1クライアントあたり1万4,500円から、保守パック(1年)が2,300円からとなっている。

 クラウド版の「NeoFace Monitor クラウド版 R1.3」は6月下旬より提供開始し、税別価格は月額換算で1名あたり300円からとなっている(最低12カ月/10名以上の利用が必須)。

 パッケージ版では、これまで利用者情報の管理において、項目ごとに分離していた情報入力画面を統合するとともに、利用者情報全体の一覧表示、個別の設定情報の一元的登録/更新を可能にするなど、UIの操作性を改善。また、画面統合に伴って一括登録時に利用するCSVファイルもシンプル化した。

利用者情報詳細画面

 一方で、1人のユーザーが複数の部門やプロジェクト単位にまたがっている際の運用を想定した管理機能の強化、休職などを考慮した一時的な認証利用停止機能、退職する際など、不要となった利用者の個人情報保護を配慮したログ情報をさかのぼって消去する機能などを実装した。

 クラウド版 R1.3では、新たに「Azure AD Join」をサポートし、(オンプレミスのADを経由しない)フルクラウドのAzure AD環境へ顔認証によるWindowsログオンを直接行なえるようになった。また、Microsoft IntuneやWindows Autopilotによる、クライアントへのNeoFace Monitorのソフトウェア配布/自動インストールに対応した。

 さらに、NECの「Bio-IDiom Services ID」連携にも対応し、顔認証を利用した入退ゲート、決済、印刷などにおいて、同じ情報を共有して連携できるようになったとしている。

Azure AD Joinに対応
Bio-IDiom ServicesID連携