.biz

PC Watch .bizでは、法人向けの製品やサービスを取り上げます。

日立、GPUなしでAI処理可能なPower10プロセッサ搭載サーバー

EP8000

 株式会社日立製作所は、高性能/高信頼なUNIX(AIX)エンタープライズサーバー「EP8000」シリーズにおいて、ミドルレンジモデル「EP8000 E1050」およびエントリーモデル「EP8000 S1024」、「EP8000 S1014」を12日より販売開始する。

 従来のPower9プロセッサを搭載したモデルと比較して、エネルギー効率が2.6倍高いPower10を搭載。ハイエンドモデルと同様メモリ暗号化を行なう機能を全モデルでサポートしているほか、Meltdown脆弱性緩和機能の性能向上も図られた。

 また、HAクラスタソフト「HA Booster Pack for AIX」との連携による高速系切替、日立ストレージ連携時のエラートレース機能による迅速な障害原因究明といった日立独自の高信頼性を継承したとしている。

 このほか、マシンラーニングやディープラーニングに必要な行列演算を、GPUなしでも実行可能にするAIエンジンとなるML/DL MMA(Matrix Multiply Assist)を搭載し、サーバー上でAIを活用した分析や推論が行なえる。

 E1050は4Uラックマウントタイプで、CPUにPower10 3.36GHz(最大4GHz)/最大48コア、メモリに最大16,384GiB、PCIスロット最大51に対応し、税別価格は5,337万1,000円から。出荷開始は2023年3月31日。

 S1024は4Uラックマウントタイプで、CPUにPower10 3.4GHz(最大4GHz)/最大24コア、メモリに最大8,192GiB、PCIスロット最大30に対応し、税別価格は1,780万8,500円から。出荷開始は2023年6月30日。

 S1014は4Uラックマウントまたはタワータイプで、CPUにPower10 3GHz(最大3.9GHz)/最大8コア、メモリに最大1,024GiB、PCIスロット最大10に対応し、税別価格はラックマウントタイプが1,284万900円、タワータイプが843万3,500円から。出荷開始は2023年6月30日。