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Swissbit、停電によるデータ損失防止技術を備えた産業用SSD

 Swissbitは、産業用SSD向けの高度なデータ保護機能「パワーセーフ」を発表した。あわせて同機能を搭載する製品として「X-75」シリーズも発売した。2.5インチおよびM.2のフォームファクタで提供し、容量は240~1,920GBとなる。

 パワーセーフは、停電時のデータ損失を防ぐ電源喪失保護(PLP)を強化する機能。SSD動作中に高信頼性のタンタルコンデンサを蓄電し、停電を検出すると電源をホストからコンデンサへと切り替える。溜め込んだ電荷を利用してダイナミックデータとDRAMキャッシュデータを転送することで、データを安全に書き込む。

 同社ではパワーセーフの開発にさいし、電源をホストから切断した停電状態で、書き込み処理のみを実行する試験を1万回行なうなど、広範囲かつ厳格な試験を実施したという。

 本機能は、2.5インチ/M.2 SSDのX-75シリーズを皮切りに、一部のSSD製品にてオプションとして提供。さらに、2022年第3四半期には、パワーセーフシリーズとなるPCIe接続の「N-30」のリリースも予定。容量は240GB~4TBを用意する。