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NEC、覗き見されると自動で画面ロックする新「NeoFace Monitor」

パッケージ版に搭載される「覗き込み検知」機能

 日本電気(NEC)は3月29日、顔認証に対応したセキュリティソフト「NeoFace Monitor」の新バージョンを発表した。製品買い切りのパッケージ版、月額制で導入、運用の手間が軽減できるクラウド版を用意し、新バージョンはパッケージ版が「V6」、クラウド版が「R1.2」となる。

 NeoFace Monitorは、NECの開発した顔認証AIエンジン「NeoFace」をベースにしたセキュリティソフトウェア。

 価格とサービス開始日は、パッケージ版が1万6,800円(1台あたり、税別)、4月6日から、クラウド版が月額300円(1人あたり、税別)、4月8日からとなる。なお、クラウド版は、初回購入時に最低12カ月分、10人以上の利用権の購入が必要。

 新バージョンは、新型コロナウイルスの影響や働き方改革でニーズの高まる「ハイブリッドワーク」に対応する。オフィス以外のさまざまな場所で勤務することから生じる情報漏えいリスクに対し、新機能を搭載した。

 パッケージ版では、未登録人物の顔を検知した場合にPCの画面ロックやアラート表示を行なう「覗き込み検知」機能、Windowsに標準搭載されているリモートデスクトッププロトコル(RDP)に対応した「リモートPCへの顔認証ログオン」機能を新たに実装した。

パッケージ版に搭載されるRDPに対応した「リモートPCへの顔認証ログオン」機能

 そのほか、ワンタイムパスワードの有効期限設定、ログオンアカウント名の入力時にプルダウン選択が可能になるなど、旧バージョンから運用性の改善を図っている。

 クラウド版では、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末から、Google Workspaceなどの外部クラウドサービスへシングルサインオンできる機能、シングルサインオン規格の1つ「SAML」に対応するクラウドサービスへの連携設定機能を新たに実装した。