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デル、法人向けPCのシェアを5年連続で拡大。ワークステーションも堅調
2021年3月30日 17:25
デル・テクノロジーズ株式会社は、法人向け製品の発表会を開催した。新製品の詳細については既報(デル、Web会議で連動するカメラシャッター搭載ノートPC)を参照されたい。
発表会ではまず、同社クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティング本部長の三井唯史氏より、法人向けPCに関する市場動向などについて説明が行なわれた。
2020年は、テレワークの拡大を受けて市場におけるノートPCの割合が増大。法人向けPC市場(教育向けを除く)では、同年1月のWindows 7サポート終了に向けた需要の反動などを受け、前年比36%減と大きく出荷台数が落ち込んだものの、同社のシェアは前年比増を達成した。5年連続でシェアを拡大しており、ブランド別出荷台数でも昨年に引き続き2位をキープしている。
また、ワークステーション市場では、8年連続でシェアを拡大しており、2020年第1四半期ではシェア1位も獲得した。こちらもノートPCの需要が高まっており、それにあわせた17型ワークステーションノートPCや小型デスクトップ「Compact」シリーズなども投入した。
新型コロナウイルス感染症の拡大にともなって大きく働き方が変わるなかで、これをDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し業務変革を行なう機会だと捉えている声も多いという。同社では、対応、適応、加速の3つのステップにわけてDXを考えていくべきだとした上で、同社では加速ステップの実現を支える製品やソリューションを提供していきたいとした。
また、環境への取り組みについても、同社クライアント・ソリューションズ統括本部 クライアント製品本部 フィールドマーケティング コンサルタントの佐々木邦彦氏より説明が行なわれた。
同社では、2030年までにユーザーが購入した製品と同等量の製品の再利用や再生利用することや、梱包材の材料の100%、製品の半分以上の材料に再利用/再生可能材料を使用するといった目標を2030 MOONSHOT GOALとして設定。設計からリサイクルまでの各フェーズでさまざまな取り組みを行なっているという。
加えて、再販とリサイクルに関する取り組みについても紹介。機器の回収からデータ消去、リサイクル、報告書の発行までをNISTの規格に則って行なうアセットリセール&リサイクリングサービスも実施している。
そのほか、今回投入するLatitudeシリーズおよびVostroシリーズや、Microsoft TeamsとOneDive for Businessをセットで提供するリモートワークスタータープラン、3月より提供している「リモートワーク 今からパッケージ」などについても紹介が行なわれた。