.biz
PFU、白抜きや網掛け文字のOCRも可能な業務用スキャナ
2019年5月28日 18:38
株式会社PFUは、A3用紙対応の業務用スキャナ「fi-7900」および「fi-7800」を発売した。ベースモデルの税別価格はそれぞれ1,120,000円、840,000円。スキャン済みの印字を原稿に行なうインプリンタ搭載モデル(表面・裏面)も用意される。
fi-7900で毎分140枚(280面)、fi-7800で毎分110枚(220面)の高速スキャンが可能な業務用スキャナ。同社製「fi-6800」と「fi-6400」の後継機にあたる。
原稿の種類やローラーの摩耗などを自動的に判断し、適切に原稿の給紙を行なう「自動トルク制御」技術を初めて採用。加えて、3基の超音波センサーが原稿の重送を防止する。給紙詰まりが発生したさいに原稿が損傷するのを防ぐペーパープロテクション機能や、A3サイズ以上の大きな原稿(最大A1)を半分に折ってスキャンし合成する機能も備える。
専用ユーティリティソフトも強化が図られており、バーコードなどの仕分け情報がない原稿を読み込んだ場合でも、罫線のレイアウトをもとに原稿の自動仕分けを行なう「自動プロファイル選択」機能を新たに搭載。また、白抜き文字の反転や網掛け、印影、地紋といった特殊な背景が含まれる原稿の場合でもOCRを可能とする新技術「アドバンスドクリーンアップテクノロジー」も備える。
おもな仕様は共通で、センサーはカラーCCD×2、光源が白色LED×4、最大解像度が600dpi、読取り範囲はA8~A3サイズ、原稿搭載容量は最大500枚まで。インターフェイスはUSBで、対応OSはWindows 7以降。
本体サイズ/重量は両モデル共通で、460×430×310~344mm(幅×奥行き×高さ)/32kg。