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ソフトバンクC&S、3D CADデータをVR/AR/MRデバイス向けに変換するサービスでMCJ/ホロラボと提携

 ソフトバンク コマース&サービス株式会社(ソフトバンクC&S)、株式会社MCJ、および株式会社ホロラボは30日、AR/VR/MR分野における業務提携に合意したと発表した。

 ソフトバンクC&Sとホロラボはこれまで、3D CADやBIMのデータを、マイクロソフトのHoloLensやWindows Mixed Realityデバイスで活用できるよう、クラウド経由で自動変換する「AR CAD Cloud」を共同開発してきた。

 今回の提携により、おもに土木/製造/建設業界に向けた販売体制を整え、デバイスからソリューション、周辺サービスの導入提案を促進するとともに、導入に関する技術的なサポートやアドバイスを行なうという。

 いっぽうでソフトバンクC&SとMCJは、それぞれホロラボと資本提携し、開発を資金面で支援。また、MCJとホロラボは、それぞれのハードウェアおよびAR/VR/MR分野のノウハウを、両社の事業展開に相互利用し、MCJはホロラボに対し高性能PCなどの製品提供を行ない、開発環境の向上を目指す。

 AR CAD Cloudは、3DのCADデータやBIMデータをWindows Azureをベースとしたクラウドソリューション上にアップロードすることで、AR/VR/MRデバイス向けにデータを自動変換するもので、AR/VR/MRの開発ツールのスキルを習得することなく、これらの技術が利用できるのが特徴。この技術は、8月31日に開催される「Autodesk University Japan 2018」で体験できる。