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日本HP、Pocket PC 2002搭載のJornada 568 |
標準価格:オープンプライス
連絡先:カスタマ・ケア・センタ
0570-000-511
日本ヒューレット・パッカード株式会社は、Pocket PC 2002を搭載したペンオペレーションのPDA「hp jornada 568」を12月15日より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は6万円台になる見込み。
10月4日に米国で発売された「hp jornada 568」の日本版で、hp jornada 548/525の後継となる。米国ではRAMに32MBを搭載した下位機種「hp jornada 565」も発売されているが、日本ではRAM 64MBの本機のみの発売となる。
CPUにStrong ARM 206MHz、プログラム実行用兼ストレージ用RAM64MB、システム用Flash ROM 32MBを搭載。ディスプレイは65,536色表示可能な240×320ドットのバックライト付きTFT反射型液晶。輝度センサーで周囲の明るさを感知し、バックライトを自動点灯/消灯する。バッテリーには取り外し・交換可能なリチウムポリマー充電池と、RAM内のデータを保持するためのボタン電池(CR2032)を搭載。フロントライト消灯時は最大で連続14時間使用できる。また、オプションで最大28時間使用可能な長時間バッテリも用意される。
本体のCFスロットで動作が確認されているType1のCFたち。Ethernetアダプタ、Bluetoothアダプタ、AirH"カード、バーコードスキャナが見える。このほか、米Socket Communicationsや株式会社オリンパスシンボルの無線LANアダプタやNTTドコモのPHS「パルディオ611S」もサポートされる |
拡張スロットはCF Type1×1のみだが、Ethernetアダプタ、Bluetoothアダプタ、無線LANアダプタ、一部のPHSカードなどがサポートされる。また、拡張スロットを増設するため、SDメモリーカードスロットが付いた標準バッテリ(本体付属のバッテリと交換して使う。本体のCFスロットとSDメモリーカードスロットを同時に利用可)や、PCカードスロットとSDメモリーカードスロットが付いた増設パック(本体のCFスロットに接続して使うので、本体のCFスロットとの併用は不可。PCカードを駆動するための追加バッテリが付く)が順次発売される予定。なお、新潟キャノテック製のhp jornada 548をCF Type2に対応させるジャケット「CF-Pocket」は、hp jornada 568では使えない。
そのほか、赤外線ポート、USB/シリアルポート、ステレオヘッドホンジャックを搭載する。また、オプションとして、本体前面下部に取り付けるキーボード、CFスロット用カメラの発売が予定されている。
本体サイズは76.5×17.2×132mm(幅×奥行き×高さ)、液晶カバーを含む重量は192g(カバーは19g)。
ソフトウェアはPocket PC 2002に付属するもののほか、同社独自のバックアップツールやメニューソフト、タスクスイッチャなどがインストールされている。バックアップツールはCFメモリカードにバックアップするものと、システム用フラッシュROMの空き領域にバックアップする「hp Safe Store」がある。hp Safe StoreでバックアップできるのはPIMデータのみ。
さらに、サードパーティー製のゲームやPocket PC対応の英日/日英翻訳ソフト「Pocket PC版Trans Land」、経路検索ソフト「JRトラベルナビゲータ」、電子ブックリーダー「T-Time」、ビジネス電卓ソフト「Omnisolve」などもCD-ROMでバンドルされる。
Pocket PC 2002は企業向け機能の強化が図られていることから、企業向けソリューションの一環として位置付けるメーカーがほとんどだが、hp jornada 568は「まずコンシューマ市場に力を入れ、そのうえで企業向けソリューションを整備する」(同社コンシューマ事業統括 CBOマーケティング マルコム 三山正昭氏)というスタンスで販売されるとのことだ。
□日本HPのホームページ
http://www.jpn.hp.com/
□ニュースリリース
http://www.jpn.hp.com/companyinfo/pressrelease/fy2002/cbo01jor568.htm
(2001年11月12日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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