キヤノン、1,200dpi対応のUSB 2.0搭載スキャナ
~上位モデルは透過原稿ユニットを内蔵

D1250U2F(左)とD1250U2(右)
11月上旬発売

標準価格:D1250U2 :19,800円
     D1250U2F:26,800円

連絡先:お客様相談センター
     Tel.0570-01-9000



 キヤノン株式会社は、インターフェイスにUSB 2.0を採用した、1,200dpi対応のA4フラットベッドスキャナ2モデルを11月上旬より発売する。価格は、透過原稿ユニットを本体に内蔵した上位モデル「D1250U2F」が26,800円、エントリーモデル「D1250U2」が19,800円。対応OSはWindows 98(USB 1.1のみ)/Me/2000/XP。

 2モデルともに、同社独自の6ラインカラーイメージセンサー採用のCCDを搭載する。光学解像度は1,200×2,400dpiで、色分解能は入力48bit、出力24bit。読み取り速度は、USB 2.0接続時はカラー/モノクロともに4ms/line(600dpi)、USB 1.1接続時はカラーは16ms/line、モノクロは8ms/line(ともに600dpi)。

 CIS搭載の薄型モデル(N1240U/N676U)と同様、本体前面に「3EZボタン(トリプルイージーボタン)」と呼ばれる「SCAN」、「COPY」、「E-MAIL」の各ボタンを装備した。また、カバー部に可動式の「Z-Lid機構」を採用し、50mm厚までの原稿を読み取りできる。

3EZボタンを装備。左からSCAN、COPY、E-MAIL 厚めの雑誌などもスキャンできるように、カバー部は可動式になっている

透過原稿ユニット部
 上位モデル「D1250U2F」はカバー部に透過原稿ユニットを内蔵する。35mmのネガ/ポジフィルムの読み取りに対応し、カバー上部に専用の「フォトボタン」を備える。なお、下位モデル「D1250U2」には、透過原稿ユニットはオプションでも用意されない。そのため、透過原稿ユニットを利用する際は、D1250U2Fを導入する必要がある。

 読み取る原稿の種類を判別し、それぞれに適したトーン補正を行なう「新オートトーン補正機能」や、ホコリなどによる暗部の点状ノイズをスキャン時に補正/低減処理を行なう「簡易ホコリ補正機能」、複数枚の原稿を同時に読み取り、傾きの補正も行なう「マルチ写真スキャン」、またネガフィルムの色再現率を向上する「新ネガ色味解析アルゴリズム」(D1250U2Fのみ)などを搭載した。

 本体カラーは、D1250U2Fがアクアパープル、D1250U2がアクアブルー。本体サイズは257×460×71(D1250U2F)/61(D1250U2)mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.4~2.5kg。

 ソフトウェアは、画像編集ソフト「Photoshop Elements」、画像管理ソフト「PhotoBase」、OCRソフト「e.Typistエントリー」などが付属する。

D1250U2は、ネガ/ポジをスキャンする専用の「フォトボタン」を備える ネガフィルムをセットしたところ

□キヤノンのホームページ
http://www.canon.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/pressrelease/2001-10/pr_csd1250u2.html
□製品情報
http://www.canon-sales.co.jp/Product/CanoScan/d1250u2f/index-j.html
□関連記事
【9月3日】キヤノン、1,200dpi対応の薄型A4フラットベッドスキャナなど
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010903/canon.htm

(2001年10月31日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]

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