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松下、中間決算は695億円の赤字。通期も大幅下方修正 |
中村邦夫 代表取締役社長 |
10月30日、松下電器産業株式会社は2001年度中間期決算を発表した。
これによると、連結の売上高は前年同期比8%減の3兆3,856億円、営業利益はマイナス757億円、税引き前利益はマイナス873億円、当期純利益はマイナス695億円、希薄化後1株当たり当期純利益はマイナス33円41銭で、同社代表取締役 中村邦夫氏によれば「上場以来初の赤字決算」となった。同社は1995年年度上期、映画会社のMCA売却に伴う特別損失により純利益が赤字になったことがあるが、営業利益も赤字になったのは1971年の上場後初。
これに伴い、2001年度通期見通しも大幅に下方修正。売上高は7兆5,500億円から6兆8,000億円に、営業利益は1,600億円からマイナス1,600億円に、税引き前利益は1,330億円からマイナス3,700億円に、当期純利益は570億円からマイナス2,650億円になる見通しと発表した。
赤字決算の要因についてはITバブルの崩壊、米国同時多発テロの影響により、世界的にPCのHDDや携帯電話関連デバイスなどの売上が落ち込んだこと、また、国内の家電製品の売上が依然として低迷していることをあげた。
成長戦略については、デジタルAV、モバイルコミュニケーション、PDPなどの戦略分野に開発リソースを集中することと、デジタルAV、モバイルコミュニケーション分野での高シェアを目標とすることが柱となる。
これらの施策により「来期は2桁の成長を目指す」(中村社長)としている。
□松下電器産業のホームページ
http://www.matsushita.co.jp/
□IR情報ページ
http://www.matsushita.co.jp/ir/index.html
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(2001年10月30日)
[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]
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