ラオックス ザ・コンピュータ館がリニューアルオープン
~SOHO/中小企業向けの専門店へ変身!?

10月26日リニューアルオープン



 「秋葉原電気街をパソコンの街へと変貌させた」ともいわれるラオックス ザ・コンピュータ館(通称ザ・コン)が、10月26日、SOHO/中小企業向けの専門店としてリニューアルオープンした。

 平日は午前10時30分からの開店となるザ・コンだが、26日は開店時間を1時間繰り上げ、9時30分からオープンした。

 今回のリニューアルは「SOHOや中小企業ユーザーがパソコンを導入する際に相談できる場所」を目指したもの。パソコンショップの新たな方向性を示すものとして業界内から注目されており、ラオックスも「秋葉原の次の時代の先駆けとなる店舗にしたい」(ラオックス・谷口好市社長)としている。

 とくに象徴的なのが、5階の「ビジネスIT化支援フロア」。業務ソフトやネットワークソリューションなど、中小企業が必要なソリューションの展示やデモストレーションを行なえるようにしたほか、相談カウンターを通じて導入相談ができる。また、3階の「パソコンソフトフロア」でも、企業向けのライセンス販売相談カウンターを設置するなど、企業向け店舗としての側面を強く打ち出した。

 その一方で、4階の「デスクトップパソコンフロア」では、昇りエスカレータを降りてすぐのところにソニーのバイオが展示されるなど、コンシューマ向けの側面が完全に払拭されたわけではない一面も見せている。

 ザ・コンピュータ館店長である松波道廣取締役は、「1~4階のフロアに関しては80点の出来映えだが、5階フロアは50点の出来」と厳しい自己採点。谷口好市社長も、「5階フロアは初めての試みだけに、ノウハウを蓄積して、徐々に完成度を高めていきたい」とし、今後、状況に応じてリニューアルを繰り返していく考えを示した。

 今回のリニューアルで目につくのは、1階にノートパソコン、4階にデスクトップパソコンという大胆な売り場構成。これに関して松波取締役は「確かに、ハソコンショップとしては異例の取り組み。だが、5階のIT企業向けフロアとの連動性で、企業需要が強いデスクトップを4階に配置、1階には、最も人気が高い製品を置き、個人ユーザーの集客を図ることを狙った」とコメント。さらに、午前8時30分から行なった社員と業界関係者による開店前の朝礼では「1階は分母(=売上)を確保する売り場。5階は挑戦するためのフロアと位置づける」と松波取締役が発言、その位置づけを示した。

 なお、同店では10月26日から3日間、リニューアルオープン記念セールを行なっている。27日はソニー「バイオLX(PCV-LX30/BP)」が99,800円で25台限定と、三菱電機17インチディスプレイ「RDS17X」が18,800円で20台限定、28日は三菱電機15インチTFT液晶ディスプレイ「RDT152A」が39,800円が14台限定と、ソーテック「PC STATION S273LCD」が74,800円で20台限定などを用意している。


□ラオックスのホームページ
http://www.laox.co.jp/
□ラオックス ザ・コンピュータ館のホームページ
http://www.laox.ne.jp/thecom/index.html
□ニュースリリース
http://www.laox.co.jp/information/kabuka_ir/ir/011004.html
□関連記事
【10月2日】ラオックス、ザ・コンピュータ館を10月26日にリニューアルオープン
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20011002/laox.htm

(2001年10月26日)

[Reported by 大河原 克行]

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