トレンドマイクロ、ブロードバンド対応
「ウイルスバスター2002」

11月2日発売

標準価格:8,500円

連絡先:トレンドマイクロ
    Tel.03-5334-3650


 トレンドマイクロ株式会社は、ブロードバンドに対応したウイルスチェックソフト「ウイルスバスター2002」を11月2日より発売する。価格は8,500円。OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000およびWindows XPにも対応する。
 2台分のライセンスが付属した2ユーザーパックも用意される。価格は12,800円。

渡部副社長
 同社の渡部代表取締役副社長は、発表会の挨拶で「2~3年前はウイルス対策ソフトは一部のパワーユーザーが購入していた。しかし、広帯域ブロードバンドの一般化に伴い、ウイルス対策ソフトは一部の人に必要なものから、すべての人に必要なものとなった」と、ウイルス対策ソフトの必要性をアピールした。

 ブロードバンド対応として、パーソナルファイヤーウォール機能が強化され、複雑なルール設定をすることなく、セキュリティレベルを3段階から選択できる。パーソナルファイヤーウォール機能は、守る(ファイヤーウォール)、隠す(クローキング)、見張る(トロイの木馬ブロック)の3つの技術で構成される。

 IPアドレスやプロトコルを監視するほか、パケット自体の挙動を監視するほか、pingやポートスキャンなどの外部からの要求を拒否する事で、ネットワーク上からPCを見えなくする機能も持つ。また、バックドア型トロイの木馬などが侵入してしまった場合でも、通信経路をブロックする。LAN環境のPCに個別にアクセス許可を与える機能も持つ。

 新たにウイルスを検知した時にボタンを押すだけで全てのインターネット接続を切断する「緊急ロックシステム」が追加されたほか、レジストリも自動修正するトロイの木馬自動修復機能も追加された。

 インターフェイスは従来版と同様、1~2クリックで機能を設定できるシンプルモードと全機能が利用できるプロフェッショナルモードを備えた2モードユーザーインターフェイスが継承された。機能の使用頻度に応じて、メニューが振り分けられる機能も備える。

シンプルモード プロフェッショナルモード 緊急ロックボタン

 なお、ウイルスバスター2001で問題になった、スループットが低下するという問題に関しては、パーソナルファイヤーウォールプログラムの見直しにより、200%以上向上したとしている。

 登録ユーザーは、1年間ウイルスパターンファイルのアップデートができるほか、無償バージョンアップも利用できる。2年目以降は年間3,000円で、サービスを継続して受けることができる。

 従来無償で配布されていたPDA用のウイルス対策ソフトも同梱される。対応するOSは、PocketPC(Winodws CE 3.0以上)、Palm OS 3.1以上、EPOC(Psion Revo/Revo Plus)を搭載したPDA。PDAへのプログラムのインストールはウイルスバスター2002から行ない、ウイルスパターンファイルのアップデートは、PDAとPCのデータのシンクロ時に自動的に行なうという。

□トレンドマイクロのホームページ
http://www.trendmicro.co.jp/
□製品情報
http://www.trendmicro.co.jp/product/vb2002/info.htm

(2001年9月13日)

[Reported by taira@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.