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オリンパス、タブレット型の400万画素機「C-40ZOOM」 |
9月28日より順次発売
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オリンパス光学工業株式会社は、タブレット型の400万画素機「C-40ZOOM」などデジタルカメラ3モデルを9月28日より順次発売する。
■CAMEDIA C-40ZOOM
「CAMEDIA C-40ZOOM」は、タブレット(錠剤)型の400万画素デジタルカメラ。価格は99,800円で、10月19日より発売される。
また、小型でも「カメラとしての使いやすさ」を大切にしたとし、「C-4040ZOOM」とほぼ同等の機能を盛り込んでいる。自分の好みに合わせてカスタマイズした設定を保存できる「My Mode」機能や、起動時に携帯電話の待ち受け画面のように好みの画像を表示する機能を搭載している。
USB/AV出力のマルチコネクタを装備 |
メディアはスマートメディアで、16MBのメディアが同梱される。USB/AV出力のマルチコネクタを装備し、USBストレージクラスに対応。USB接続ケーブルやAVケーブル、リモコンなどが付属する。バッテリはリチウム電池パック「LB-01」、または単3ニッケル水素/アルカリ/リチウム/ニッカド電池。
対応の本皮カメラケース(3,500円)が、10月19日より発売されるほか、防塵/防水プロテクタ「PT-012」(25,000円)も11月上旬より発売される。
レンズバリアの開閉で電源のON/OFFに対応 | 10種類のモードが選べるモードダイヤルを装備 | |
本体上部 | 側面 | 液晶は1.5インチTFT |
□ニュースリリース
http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/C40z/index.html
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【6月26日】オリンパス、F1.8の光学3倍ズームレンズ搭載413万画素デジタルカメラ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010626/olympus.htm
■CAMEDIA C-2
200万画素単焦点デジタルカメラ。価格は42,000円で9月28日より発売される。
CCDは1/2.7インチ有効196万画素、レンズは35mmフィルム換算36mm、F2.8の単焦点。記録解像度は1,600×1,208/1,600×1,200/1,024×768/640×480ピクセル。記録形式はJPEG。QuickTime Motion JPEG形式での動画撮影にも対応する(音声なし)。
人肌にこだわった色再現性や、室内/夜景などの撮影モードを改善、また、本体回路の改良により、電池寿命を向上させたという。新機能として2枚の写真をカメラ本体内で合成できる「合成ツーショット」機能などを搭載した。電源オフ時にも各種設定を保存する機能も追加された。
メディアはスマートメディアで16MBのメディアが同梱される。バッテリはリチウム電池パック「LB-01」、または単3ニッケル水素/アルカリ/ニッカド電池。本体サイズは110×35×62mm(幅×奥行き×高さ)、重量は165g。
防塵/防水プロテクタ「PT-011」(12,800円)も10月中旬より発売される。
レンズバリアの開閉で電源のON/OFFに対応 | 10字キーはC1の逆で、液晶の右側に装備 |
■CAMEDIA E-20
CAMEDIAシリーズのハイエンドとなる500万画素4倍ズーム機。価格は220,000円で、11月中旬より発売される。
レンズは光学4倍EDズームレンズ(35mm換算 35~140mm F2.0~2.4)。CCDからのデータ読み出し時に、通常のインターレーススキャン(IS)方式に加え、プログレッシブスキャン(PS)方式での撮影も可能とする「ハイブリッドスキャン」機能を搭載した。ただしプログレッシブモードで撮影した場合、解像度は約半分の250万画素程度となる。プログレッシブモードを搭載したことで、シャッタースピード1/4,000秒での撮影が可能となった。シャッタースピード優先モードでは1/18,000秒にも対応する。
ハイブリッドスキャン機能の解説 |
メディアはスマートメディアとCFでmicrodriveにも対応する。USB端子を装備し、USBストレージクラスに対応する。また、従来比容量2倍となったリチウムポリマー電池セット「B-32LPS」(58,000円)も、11月中旬より新たに発売される。
なお、従来モデル「E-10」も引き続き販売される。価格は従来の198,000円から若干引き下げられる見込みだが、具体的な引き下げ額については明らかにされていない。
ボディはE-10から大きな変化がない | E-10のオプションが利用可能 |
発表会では、冒頭に同社の菊川剛社長が挨拶した。「デジタルカメラ事業は、'96年の立ち上げ時には売り上げ100億円を目指していた。翌年、C-1400Lを10万円を切る価格で投入したときには、『100万画素などといった高スペックがデジタルカメラに必要なのか?』といった議論があったが、結果的には画期的なデジタルカメラとなり、結果、'98年3月期には230億円の売り上げを記録した。売り上げは、現在1,400億円となり、オリンパスの大黒柱となった」と同社のデジタルカメラ事業の今までを振り返り、今後は、「技術開発に大きく力を注ぎ、投資、増員する。現在デジタルカメラの心臓部ともいえるシステムLSIを自社開発しているが、外販も念頭に入れて展開していきたい」と語った。
小島佑介DI事業部長 |
また、同社の執行役員DI事業部長小島佑介氏が、デジタルカメラ市場の現在と、オリンパスのポジションについて解説した。
同社の調査では、デジタルカメラでもプリントは重要だという客は約8割で、特に女性のプリントへの関心が極めて高いという。また、家でプリントしたいというニーズが高まっているとプリントへの注目が高まっている状況を説明した。「我々が高画質にこだわってきたのはプリントへのこだわりでもある。プリントを視野にいれ、プリント画質を達成できるカメラを求めていく。大衆化していくデジタルカメラに『画質』を改めて提案する」と述べた上で、「最新技術を取り込み、デジタルカメラのリーディングブランドとして、市場への提案を継続する。新CCD/LSIの開発や、低価格化や新デザインコンセプトを提案し、No.1を維持ながら市場拡大への安定した貢献を果たしていく」と、同社の今後の展望を解説した。
□オリンパス光学工業のホームページ
http://www.olympus.co.jp/
(2001月9月13日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]
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