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オリンパス、400万画素デジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-10」

10月中旬 発売

標準価格:E-10  198,000円
     E-100RS 160,000円
     P-200  63,000円

連絡先:カスタマーサポートセンター
    Tel.0426-42-7499

 オリンパス光学工業株式会社は、ハイエンドコンシューマ向けの新シリーズ「CAMEDIA Eシリーズ」2機種を発表した。Eシリーズ第1弾は、400万画素CCDを搭載したデジタル一眼レフカメラ「CAMEDIA E-10」と、1,280×960ピクセルで15コマ/秒の連写が可能な150万画素モデル「CAMEDIA E-100RS」で、共に10月中旬より発売する。価格はE-10が198,000円、E-110RSが160,000円。
 また、Lサイズ用紙対応小型昇華型プリンタ「CAMEDIA P-200」を10月下旬から発売する。価格は63,000円。


●400万画素CCD搭載デジタル一眼レフモデル「CAMEDIA E-10」

・価格:198,000円
・発売時期:10月中旬

 「CAMEDIA E-10」は、新開発の2/3インチ400万画素(有効390万画素)CCDを搭載したデジタル一眼レフモデル。本体の素材はアルミダイキャストで、同社のC-1400シリーズ以来伝統のL型デザインが採用されている。本体サイズは128.5×161×103.5mm(幅×奥行き×高さ)、重さ1,050g(本体のみ)。

 レンズは光学4倍ズーム(35mm換算:35~140mm、F2~2.4、フィルタ径62mm)で交換はできない。画像解像度は、2,240×1,680/1,600×1,200/1,280×960/1,024×768/640×480ピクセルが選択可能で、それぞれにJPEG、TIFFとRAWモードも用意される。なお、JPEGの圧縮率はユーザーが変更できる。本体背面には、マルチアングル対応の1.8インチTFT液晶モニターが用意され、ハイ/ローアングルでの撮影時にビューファインダーとしても利用できる。

 メディアはスマートメディア(3.3V、4~64MB)とCF Type2に対応するが、microdriveは電源の問題で対応できないという。バッテリは単3ニッケル水素/ニッカド/アルカリ電池×4に加え、リチウム電池パック(CR-3V×2)も使用可能で、オプションのグリップ型リチウムポリマー電池セット(69,800円)も使用できる。リチウムポリマー電池セット使用時の撮影可能枚数は、現在は300枚程度だが、発売時までに1,000枚を目標に開発しているという。PCとの接続インターフェイスはUSBで、PCからはストレージデバイスとして認識される。

液晶モニターは角度を変更できる 本体に備えられたボタンの配置は従来のCAMEDIAシリーズに似ている

 交換レンズ方式を採用しなかった理由については、銀塩カメラ用レンズの解像度はデジタルカメラの高画素モデルに対応できない事を挙げ、CCDの保護や防塵対策などからもデジタルカメラには専用レンズがふさわしいとしている。

オプションのリチウムポリマー電池セット オプションの追加レンズ群。3倍テレ、1.45倍テレ、0.8倍ワイド、マクロレンズなどが用意される リチウムポリマー電池セットや追加レンズなどをフル装着した状態のE-10


●SXGAで15コマ/秒の連写が可能な「CAMEDIA E-100RS」

・価格:160,000円
・発売時期:10月中旬

 「CAMEDIA C-100RS」は、新開発の高速駆動1/2インチ150万画素CCD(有効145万画素)とASICを搭載する事により、1,280×960ピクセルで15コマ/秒の連写ができる。また、C-2100 Ultra Zoomでも採用された、光学手ぶれ補正機能を備えた光学10倍ズームレンズ(35mm換算:38~380mm、F2.8~3.5、フィルタ径49mm)を搭載する。

 本体デザインは、C-2100 Ultra Zoomを継承しているが、色はブラックとなりレンズ部にラバーグリップが巻かれている。ファインダは光学方式ではなく、液晶ファインダとなっているほか、本体背面に1.8インチ液晶モニターを備える。出力解像度は1,360×1,024/1,280×960/1,024×768/640×480ピクセルで、それぞれでTIFF/SHQ/SQモード(SHQモードは1,360×1,024ピクセル時のみ)が選択できる。シャッタースピードは、16~1/10,000秒まで設定可能。

メディアはスマートメディアとCFだが、microdriveには非対応
 また、シャッターボタンが半押しされていれば、レリーズ前の画像をバッファに記録し続ける「プリキャプチャー機能」、画像書き込みの途中でも書き込みをキャンセルできる機能なども備える。動画撮影機能も備え、640×480ピクセル30fpsで最大約2秒、320×240ピクセル15fpsで約20秒の動画を撮影できる。動画のフォーマットはQuickTime MotionJPEG。

 メディアはスマートメディア(3.3V、4~64MB)とCF Type2に対応するがmicrodriveには対応しない。バッテリは単3ニッケル水素/ニッカド/アルカリ電池×4に加え、リチウム電池パック(CR-3V×2)も使用可能。PCとの接続インターフェイスはUSBで、PCからはストレージデバイスとして認識される。本体サイズは120×152.5×86mm(幅×奥行き×高さ)、重さ575g(本体のみ)。


●Lサイズ用紙対応の小型昇華型プリンタ「CAMEDIA P-200」

・価格:63,000円
・発売時期:10月下旬

 「CAMEDIA P-200」は、Lサイズ用紙対応の小型昇華型プリンタ。本体サイズ/重さは、121×153×52mm(幅×奥行き×高さ)/830g(本体のみ)で、同社では昇華型としては世界最小最軽量としている。

 出力解像度は320dpi、約210万色の出力ができる。本体上部にスマートメディアとCF Type2対応スロットを備えるほか、USB/パラレルインターフェイスも備え、スタンドアロンのプリンタのほか、PCの外部プリンタとしても利用できる。外部プリンタとして使用する場合の対応OSは、Windows 95/98。

 使用時は本体前面に25枚収納可能な給紙カセットの装着が必要で、手差し給紙には対応しない。印刷速度は1枚約90秒。2/4/9/16分割のマルチ表示プリントや、インデックスプリント、日付け付きプリントや、シャープネス機能などを備える。また、オプションの専用バッテリ(9,800円)も用意され、モバイルプリンタとしても利用できる。バッテリ駆動時の印刷可能な枚数は約25枚。25枚の専用用紙とインクリボンカートリッジがセットになった、プリントパックセットが1,600円で用意される。

本体上部にスマートメディアスロット、CFスロット、液晶パネルなどを備える インクリボンカートリッジは横から挿入する

□オリンパス光学工業のホームページ
http://www.olympus.co.jp/
□製品情報
http://www.olympus.co.jp/LineUp/Digicamera/E10/index.html

(2000年8月22日)

[Reported by taira@impress.co.jp]

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