WIRELESS JAPAN with INTERNET開催
~東芝のPDA「GENIO」が早くも一般公開~

会期:7月17日~7月19日

会場:東京ビッグサイト 西3・4ホール


 東京ビッグサイトでワイヤレス専門の展示会「EXPO COMM WIRELESS JAPAN with INTERNET」(WIRELESS JAPAN 2001)が開幕した。会場では携帯電話や、Bluetooth関連の展示が行なわれたほか、16日に発表になったばかりの東芝のPDA「GENIO e」が一般公開され、来場者の関心を集めていた。

 ここではPC関連の展示を中心に紹介する。


●東芝、発表されたばかりのPDA「GENIO e」を展示

 東芝ブースでは、16日に発表されたばかりのPDA「GENIO e」や、GENIO e用のBluetooth SDメモリーカードなどのオプションも展示されている。

 GENIO eは、十数台がさわれる状態で展示されており、来場者は自由に手にとって見ることができる。発表直後ということもあって、来場者の関心も高く、思い思いに手にとる姿が見られた。

 また、オプションも他社製品も含めて多数展示されていた。なお、GENIO eは、東芝ブースのほか、マイクロソフトブースでも展示されている。

GENIO e。手にした感じはほかのPocket PCに比べても小さい感じだ。液晶は見やすいと感じられた CFとSDメモリーカードスロットの搭載をアピール。2スロットを搭載のPocket PCとしては世界最小最軽量としている
発表直後の製品とあって、来場者の関心も高い 他社製品も含めたCFカードやケーブル類など、オプションも多数展示されている

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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010716/genio.htm


●IEEE 802.11b対応無線LAN CFカードを展示

 会場では、2社がIEEE 802.11b対応無線LAN CFカードの展示を行なっている。

 ジェピコ( http://www.jepico.com/ )は、既にCFタイプの無線LANカードを出荷しているが、9月からは更に小型の製品を出荷するという。価格は150ドル程度の見込み。現在は企業向けのみの出荷だが、コンシューマ向けの店頭売りも考慮しているという。

既に出荷しているという無線LAN CFカード 9月から発売予定の無線LAN CFカード。従来よりコンパクトになった

オリンパスシンボルの無線LAN CFカード
 オリンパスシンボル( http://www.symboljapan.co.jp/ )のブースにも無線LAN CFカードが展示されている。発売時期は9月末で、価格は3万円程度の見込み。こちらも基本的には企業向けの製品だが、代理店側で店頭発売もするかもしれないとのこと。


●マイクロソフトブースには、カシオのWindows CEベースPDAが展示

 マイクロソフトブースでは、Pocket PCを搭載したPDAを一堂に展示しており、その一角には6月にニューヨークで開催されたTECHXNY/PC EXPOで米CASIOが発表したWindows CE 3.0ベースのPDA「BE-300」もひっそりと展示されている。

 Pocket PCとは異なり、独自のインターフェイスを採用し、アプリケーションをフラッシュROMに搭載するため、必要なアプリケーションのみを搭載できる。米国では9月から、国内でも今秋から発売されるという。今回は残念ながらアクリルごしの展示だが、今秋発売ということで、実際に触われる機会も近そうだ。

 また、日立のウェアラブルインターネットアプライアンスの展示も行なわれた。これは、2001 International CESで出品されたもので、企業向けに秋から冬にかけて発売になるという。ヘッドマウントディスプレイと、光学センサーを採用したポインティングデバイスを備えている。

日立のウェアラブルPC。左が本体、右がヘッドマウントディスプレイ。本体の青く光っているのが光学式ポインティングデバイスで、光っている部分の上で親指を滑らせて使う

 同ブースには、国内では発売の予定はないものの欧州で発売が予定されているGSM搭載PDAも展示されていた。

カシオのGSM搭載Pocket PC(左)と、三菱電機のGSM搭載Pocket PC。共に欧州で発売されるが、国内での発売予定はない

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【6月29日】TECHXNY/PC EXPO会場レポート:モバイル編
IBMがウェアラブルPC、カシオがPalm対抗PDAなどを展示
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010629/pcexpo8.htm


●KDDIグループ、転送速度512kbpsのfeelH"デモ機とAirH"対応CFカードを参考出品

 KDDIブースでは、512kbpsの転送速度を持つfeelH"のデモ機の展示を行なっている。512kbpsは128kbpsを4本束ねて実現するという。デモ機はボード型とPCカード型の2種類の展示が行なわれている。ボード型には4つのPCカードスロットを備え、各スロットに128kbpsのfeelH"カードを挿すという。現在グループ企業のDDIポケットより64kbpsのサービスを展開しているが、年内には128kbpsの転送速度を持つ製品を発表するとしており、512kbpsの製品は128kbpsの後の発売になるという。

512kbps feelH"のデモ機。左がPCカード型で、右が評価用ボード。PCカード型は2つのアンテナを備え、上面に4つのLEDがあるのがわかる。LED1つが128kbpsを表わしているという。右の評価ボードは4つのPCカードスロットを備え、各スロットに128kbpsのfeelH"カードを挿入する

 また、同ブースでは既に発売が予告されている、パケット通信対応AirH" CFカード「AirH" Card petit」の参考出展も行なわれた。発売は夏頃で、価格は未定としている。

AirH" CFカード「AirH" Card petit」。夏頃発売の予定としているが、価格は未定

□WIRELESS JAPAN 2001のホームページ
http://www.ric.co.jp/expo/wireless2001/index.html

(2001年7月17日)

[Reported by taira@impress.co.jp]

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