Microsoft、Windows用のOEM向けのライセンス方式を変更
--XPでは、「アプリケーションの追加と削除」でIEが削除可能に
7月11日(現地時間)発表
米Microsoftは11日(現地時間)、米国高等裁判所の判決を受け、WindowsのOEMライセンスを変更することを発表した。
OEMメーカーがWindows OSをインストールする際のライセンス条項を変更したもので、米国高等裁判所の判決による「マイクロソフトのライセンス条項の中に、OEMがほかのWebブラウザを選択することを阻害する部分がある」との指摘に対応したもの。これによりOEMメーカーがInternet Explorer(IE)のアイコンとスタートメニューのIEの項目を削除することができるようになった。
このライセンスはWindows 98/Me/2000など既に発売済みのOSにも適応され、IEアイコンやスタートメニューからの削除が可能となる。また、次世代Windows OS「Windows XP」は、デスクトップになにも配置しない形で出荷される予定だが、今回のライセンス変更により、OEMが独自にアイコンを配置した状態で出荷することが可能となる。また、Windows XPではInternet Explorerをコントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」メニューを使って削除することも可能となる。
なお、このライセンス変更によるWindows XPの出荷スケジュール変更はなく、予定通りに10月25日に出荷するとしている。
□Microsoftのホームページ
http://www.microsoft.com
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2001/Jul01/07-11OEMFlexibilityPR.asp
□ニュースリリース(和訳)
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/nl071201.htm
□関連記事
【6月29日】米連邦高裁、Microsoftの独占禁止法裁判を差し戻し
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010629/ms.htm
(2001月7月13日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]
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