リコー、業界最高速の20/10/40倍速CD-RWドライブ
--新開発の書き込み速度制御機能「JustSpeed」を搭載

4月27日 発売

価格:オープンプライス

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 株式会社リコーは、CD-Rへの20倍速書き込みを実現したCD-RWドライブ「MP7200A」を4月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円台前半の見込み。

 対応機種はPC/AT互換機とPC98-NX。インターフェイスはATAPI(Ultra-DMA33)。対応OSはWindows 95(OSR2)/98/Me/NT 4.0(SP5)/2000。ライティングソフト「B's Recorder GOLD」、パケットライトソフト「B's CLiP」が付属する。

 MP7200Aは20/10/40倍速のCD-RWドライブで、同社では業界最速としている。20倍速化によって、16倍速機に比べ650MBのフル書き込みが1分前後短縮されるという。

 高速な書き込みと読み出しを実現するために、レーザーのハイパワー化と高精度なパルス制御を実現した新ピックアップ、従来の1.5倍の精度でパルス制御を行なうデジタルコントローラLSI、高回転型のスピンドルモーターなど、新開発のモジュールが使用されている。高精度のステッピングモーターの採用により、シーク速度も100msに高速化された。

 また、「MP7200A」の新機能として、最適書き込み速度制御機能「JustSpeed」が注目される。これは、高速書き込み時に従来から使用されている、メディアに記録されているATIP情報(メーカー名、ディスクタイプ)のチェックやディスク内周のOPCエリアへの最大出力の試し書きに加え、ディスク外周部でのサーボ追従チェックを行なうもので、メディア個体のカッティング精度不足などを考慮した上で12~20倍速の間で最適な書き込み速度が自動的に選択される。これにより、ATIP情報に記された規格に達していないメディアでも最適な速度で書き込みが行なえるとしている。

 また、同社のバッファアンダーランエラー防止技術「JustLink」、最大40倍速のオーディオデータ読み出し、標準装備のS/PDIF端子からのデジタルオーディオ出力などの機能を備える。

 同時に20倍速書き込みに対応したCD-Rメディア3種類も発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は650/700MBの10枚パックが1,000円弱、700MBの25枚パックが2,000円弱の見込み。

□リコーのホームページ
http://www.ricoh.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.ricoh.co.jp/release/cd-r_rw/mp7200a/index.html

(2001年3月27日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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