東芝、世界初のHDD&DVD-RAMハイブリッドビデオレコーダ

12月22日発売

標準価格:270,000円


 株式会社東芝は、世界初のHDDとDVD-RAMドライブを搭載するハイブリッドビデオレコード「RD-2000」を12月22日より、270,000円で発売する。なお、発売前に販売店での予約受付が予定されているが、日程については決定次第同社のホームページで告知するとしている。

【録画時間】
HDDDVD
SP
(4.6Mbps)
約12時間約2時間
LP
(2.2Mbps)
約26時間30分約4時間
マニュアル
(2.0~9.8Mbps)
約6~29時間約1~4時間30分
ジャスト約1~2時間30分約1~2時間30分
※各録画時間は音声がドルビーデジタル2ch/192kbps時
 RD-2000には30GBのHDDと、4.7GB DVD-RAMドライブを搭載。HDD、DVD-RAMともに録画モードは、転送レート4.6Mbpsの「SP」モードと、同2.2Mbpsの「LP」モードのほか、0.2Mbps間隔で2.0~9.8Mbpsまで自由に設定できる「マニュアル」モード、空き容量にあわせて自動的に転送レートを決定する「ジャスト」モードの4種類が用意されている。

 HDDを搭載したことで、視聴中の番組の一時停止や、追っかけ再生などのタイムシフト再生にも対応。録画した番組は、DVD-RAMとHDD間を相互にデジタルコピーすることが可能で、その際に転送レートを変換することもできる。

 録画した番組は、後から「チャプター分割」機能により自由に分割することができ、編集はそのチャプターのサムネイルを並べるだけで行なえる。DVD-RAMも含めて録画履歴情報はHDDに保存されるため、「どちらに、なにを録画したのか」も簡単に確認可能。また、DVD-RAMの再生はレジューム機能も搭載しており、タイトルごとに前回見た場所から再生することもできる。

 DVD-RAMビデオレコーダとしては、松下が6月に「DMR-E10」を発売しているが、音声記録方式がドルビーデジタル方式(非可逆圧縮)のみだった。RD-2000では、ドルビーデジタル2chに加え、音楽番組などに向けてリニアPCMでの録画にも対応している。

 出力端子はD1×1系統、コンポーネント×1、Sビデオ×3、コンポジットビデオ×3、入力端子はSビデオ×4、コンポジットビデオ×4と豊富だが、i.LINKなどのデジタル入力端子は用意されていない。チューナはCATV対応の地上波と、アナログBSチューナを内蔵し、外形寸法は430×360×110mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は8.9kgとなっている。

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2000_11/pr_j1602.htm
□関連記事
【10月4日】CEATECレポート「東芝、DVD-RAM/HDDハイブリッドレコーダを参考出品」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001004/ceatec1.htm
【5月15日】松下、4.7GB DVD-RAM対応ドライブとDVDビデオレコーダー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000515/pana.htm

(2000年11月16日)

[Reported by furukawa@impress.co.jp]

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